透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

上田市芳田の火の見櫓

2022-09-02 | A 火の見櫓っておもしろい


1389 上田市芳田 中吉田公民館 4柱4〇型たばね脚 撮影日2022.08.31

 上田市には吉田地区と芳田地区がある。紛らわしい。櫓に取り付けてある「中吉田分団」という切文字を見て、ここは吉田なのかと思った。




櫓全形写真、上のアングルでは踊り場が分からない。下のアングルだと、櫓の一面に張り出した見張り台が分かる。全形写真でも何を写したいのか考えて相応しいアングルを探したい。常に反省。


見張り台のすぐ下の踊り場(カンガルーポケット)にも半鐘を吊り下げてある。カンガルーポケットの形が好い。方杖もデザイン的に効いている。


交叉ブレース交点の輪っか(リング式ターンハックル)に中吉田分団の切文字が取り付けられている。上田市内では他にも分団名が取り付けられた火の見櫓がある。


オーソドックスなたばね脚。たばね脚は概して形が整っている。2本の柱の内側に内接させるために半円形のアーチ補強材を用いるという条件があるからか。



(再)上田市芳田 町吉田分団の文字が取り付けられた火の見櫓 

たばね脚の直線部分が長い。


2022年8月31日に観た火の見櫓の掲載終了。再見のものは掲載を省略した。



上田市上野の火の見櫓

2022-09-02 | A 火の見櫓っておもしろい


1388 上田市上野 3柱3〇型L3(ロング三角)脚 撮影日2022.08.31

 群馬県利根郡みなかみ町、須川川上流域の入須川の奥平地区で火の見柱(魚骨タイプ)を観てから、往路とほぼ同じルートを辿って吾妻郡嬬恋村から長野県の上田市真田町に入った。奥平から群馬長野県境の鳥居峠(国道144号)まで約88kmだった。この辺りが自宅と現地との中間点になる。群馬県内の方がだいぶ距離があるような印象だが、不慣れな道路を走行したからだろう。

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まだまだ初めて見る火の見櫓があちこちに立っている。上田市上野でこの火の見櫓が目に入ったので立ち寄った。東信地域では4柱型は全体の8割強を占めている。この3柱型は少ない。櫓のブレースは等辺山形鋼片掛。


外付け梯子から見張り台に入る所の様子。手すりに開口を設けている。手すりを左右に分断するタイプが大半だと思われるが、手すりが繋がっているのでこの方が安全だろう。柱にも手すりを付けているが、このような事例は多い。


脚はロング三角型。