透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

なぎさTRAIN

2023-03-30 | A あれこれ

 普段は車で出かけるから電車に乗る機会はない。今日(30日)は上高地線の新村駅から下新駅まで電車に乗って出かけた。下新駅で月に1回程度オープンする「本の駅・下新文庫」で太田さんと小林さんに会って鉄道本(古本)を買い求めるためだった。


新村駅にはきっぷの自販機は無く、窓口で駅員が売っている。今どき珍しい硬券だ。


新村駅のホームの端で松本行きの電車を待っていた。やって来たのは「なぎさTRAIN」だった。

出勤で奈良井川堤防道路を通っていたが、途中、奈良井川橋梁の脇の踏切をなぎさちゃん(*1)が通過していくと、今日は何か好いことがある、と思ったものだ。だから、今日も好いことがあるだろうと思って乗り込んだ。車内で鉄塔大好き・ふじのえみこさんとばったり会った。そうか、これが今日の好いことなんだ、と納得。彼女も同じ目的で電車に乗っていたのだった。


下新駅で降りて、走り始めたなぎさちゃんを撮った。

下新駅で太田さん小林さんと再会した。ふじのさんも二人とは知り合いだと聞いた。


写真の通り、書架に並ぶ本(大半が文庫で新書が少し)は多くはないが、読みたいと思う本が必ず見つかる。既に読んだ本も何冊かある。


鉄道好きは撮り鉄はじめいくつかのカテゴリーに分けられるが、ぼくは読み鉄だ。読み鉄というと時刻表を精読してあれこれ楽しむ人たちを指すが、ぼくは鉄道関連本を読むという意味で使っている。

今回も何冊か読みたい本があったが、買い求めたのは『歴史のダイヤグラム』原 武史(朝日新書2021年)と『鉄道そもそも話』福原俊一(交通新聞社新書2014年)の2冊。鉄道駅で開かれる古本屋さんだけあって、鉄道関連本も何冊か書架に並んでいる。松本清張の『点と線』もあった。ちなみにこの推理小説にも本来の意味の読み鉄の女性が登場する。

駅で3人とゆっくり話がしたかったが、あいにく他にも予定があったので、下新駅10時59分発の下り電車に乗った。松本から引き返してきた「なぎさTRAIN」だった。下新駅に着いたのが10時27分だったから、駅にいたのは30分と短時間だった。


新村駅で降りた時に撮ったなぎさちゃん。停車中に真正面から撮った。

仕事帰りになぎさちゃんと会うと、次の日に何か好いことがある、と思ったものだ。明日(31日)、好いことがあるだろう。


*1 変な趣味はありません、念のため。


火の見櫓のある風景

2023-03-30 | A 火の見櫓っておもしろい


(再)長野県朝日村 3柱1構面梯子63型 2023.03.29

 描きにくい風景で、既に3回描いている。描きにくい理由として、火の見櫓の左奥の大きな倉庫が遠近感を混乱させること、右側の住宅の屋根が寄棟で形状がシンプルではないので、パース的に違和感のない線を引くのが難しいこと、道路の両側の敷地に1m近くの高低差があること、背景の山が単色で塗るほど遠くにないことなどが挙げられる。

倉庫の後ろの大きな木々が緑で覆われる頃、もう一度描くつもり。変化に富んだ風景の魅力を表現したい。