透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

カフェトーク

2023-03-02 | A あれこれ

390
 今日(2日)久しぶりにI君と渚のスタバでカフェトークをした。ぼくは約束の10時より少し早めに入店して、彼を待つ間『草枕』を読んでいた。

I君との話は尽きず、ふと時計を見ると午後2時半過ぎだった。延々4時間半も話し込んだことになる。親しい友人と直接会って、あれこれ話すことは楽しい。

ぼくもI君も大学で建築を専攻したけれど、建築のことを話題にすることは今まであまりなかった。今日もぼくが数日前に読んだ『帝国ホテル建築物語』を紹介したことくらい。

彼はここ何年も日本史に関する本を読んでいて、古代史から近現代史まで実に詳しい。話の途中で「誰だっけ、信毎(*1)の主筆で、太平洋戦争前に、戦争に反対する社説を書いた・・・」とぼくが問えば、「桐生悠々。関東防空大演習を嗤うを社説に書いて、軍の反発を受けて結局退職せざるを得なくなった」と答えるといった具合。

今日は戦国時代から江戸初期まで、それから昭和史などが話題になった。歴史に疎いぼくはもっぱら聞き役だった。それでも、半藤一利や松本清張の昭和史に関する本を少し読んでいるので、話し役に回りもした。そうでないと会話が成立しない・・・。


太平洋戦争のことから、話題はロシアのウクライナ侵攻のことや、昨今の国内政治にも及んだが、ブログに政治的なことは書かないことにしているので省く。

彼はもう一度、卑弥呼の時代から現代までの歴史書を読みたいと言っていた。系統的にあるテーマの本を読むっていいなぁ。発散型人間のぼくにはできないけれど・・・。

今日は楽しく有意義な日であった。  


*1 信濃毎日新聞