■ 上野で開催された阿修羅展。阿修羅像をグルッと360度観ることができたから、鑑賞者はそれぞれ好きなアングルを見つけることが出来ただろう。いや、もしかしたら会場が混雑しすぎていてそんな余裕は無かったかもしれない。
私は正面右側の顔を斜め後方から見るのが断然いいと思った。何冊か読んだ雑誌の中に同様の指摘をする文章があったような気がする。
彫刻にはやはりベストだと思えるアングルがあるものだ。いや人にだってもちろんベストアングルはある。顔をアップにするなら右側からにして、とか注文をつける女優もいるらしい。
この写真は松本近郊の某小学校の昇降口前に据えられているブロンズ像。所用で出掛けた際、好きなアングルから撮った。右手の指の先には小鳥でも飛んでいそうだ。残念ながら空を見ている顔の表情はこの写真では判然としないが、優しいおおらかな表情をしている。「希望」という名前にふさわしいと思う。
このブロンズ像の作者は地元出身の彫刻家Mさん、東京藝大で彫刻を専攻した方だと記憶している。芸術作品には作者の人柄はもちろん、知性も感性もにじみ出るものだと思う。
この像を子どもたちはどのように見ているのだろう・・・。
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chiee(?田)です。
すてきなブログですね!
アングルといえば、わたしは人の整った横顔に見とれることがあります。
形のいいものには人を惹きつける何かがあるのでしょうか。それが作者の持つ個性なのかもしれませんね。
仏像と対峙するときはさらに、心の中も映されているような気がします。
さて、自分が写真の少女くらいのときは、何を考えていたんだろう・・・。
ところで、わたしも読書が大好きです。
でもまだこんなにたくさん面白そうな本があるなんて。
現時点でも読みかけの本がかなりたまっているのですが、さらに読みかけコレクションが増えそうです。
建築のこと、本のこと、美術や様々なこと、また学びに寄らせていただきます。
楽しみにしていますね!よろしくお願いします。
コメント感謝します。そうですか、読書大好き人間ですか。それはうれしい!今度おすすめ本を教えてください。
こんなブログです。また遊びに来てください。