992 南巨摩郡身延町西嶋 4脚444(カンガルーポケット)撮影日180526
屋根の避雷針に風向計と飾り、それから下り棟の先に蕨手がついている。屋根、見張り台のデザインは長野県でも目にするもの。
踊り場は4つの構面のうち、1面だけバルコニーのように張り出している。私はこのような見張り台をカンガルーポケットと呼んでいる。パソコンのマウスだってネズミに似ているという理由で付けられた名前なのだから、こんな呼び方もありだろう。マウスの尻尾は無くなってしまったが。
現場では気が急いてあまり時間をかけて観察できなかった。まだまだ目指す静岡県の川根本町は遠い・・・。丸鋼のブレースが変わった構成だと、現場では気がつかず、写真を見て気がついた。
櫓の外に設置した梯子から脚の上の簡易な踊り場で櫓内部の梯子に移動するため、通常の✖形(赤線)ブレースでは邪魔になる。それで黄色で示したように構成している。
火の見櫓ではいろんなことが行われている。