1006 静岡県榛原(はいばら)郡川根本町地名(ぢな) 4脚44型 撮影日180526
■ ようやく目指していた川根本町に入った。自宅を出発したのが午前3時半過ぎで、ここに着いたのが午前11時半過ぎだから、既に8時間経過している。火の見櫓の隣の消防倉庫のシャッターに川根本町という町名がある。間違いなくここは川根本町だ。
やはり最初に目が行くのは屋根。この屋根の平面形は4角形だが、立体的な形はねぎぼうずかロシアの教会の屋根に喩えればいいかな。それにしてもおもしろい。屋根の下には表面が平滑、つるりんちょな半鐘がある。半鐘があるとうれしい。
見張り台の手すりはごつくて丈夫そう。
櫓のブレースは平鋼。簡易な踊り場で梯子をスイッチしている。部材の接合にボルトを使っているから、それほど古くないのかもしれない。
脚部 正面のみアーチ形の部材を用い、他は大きなリング付きの丸鋼ブレースにしている。1段上の交叉ブレースに消防信号板を設置してある。この脚部廻りはよくまとまっていて好ましい。
コンクリート基礎と火の見櫓との取り合い。