(中禅寺湖)
中禅寺湖・明治天皇御製
日光まではこれまで何度も訪れているが、中禅寺湖や華厳の滝となると、記憶がない。ひょっとしたら高校時代の修学旅行以来かもしれない。
中禅寺湖畔には、明治天皇の御製碑が建てられている。
伊はねふみ のぼりて見れば 二荒山
舟を浮かべる湖もありけり
(華厳の滝)
華厳の滝
華厳の滝は中禅寺湖の水が、高さ九十七メートルの岸壁を一気に落下する壮大な滝である。有料(大人五百七十円)のエレベータを使えば、滝壺付近まで下りることができるらしいが、無料の展望台からでも十分その迫力を感じることができる。
華厳神社
華厳の滝入口付近に華厳神社というつい最近創建された神社がある。この神社の近くに華厳瀑歌碑と明治天皇華巌瀑御観覧御野立所という二つの石碑がある。
華厳瀑歌碑
華厳瀑歌は、小野湖山の作。華厳の滝を称えた漢文と付文から構成される。華厳の滝の偉大さを名文で綴り、仏教の経典の第一である華厳の名を滝の名にしているのは、偶然ではないと結んでいる。明治十一年(1878)の建碑。
残念ながら華厳瀑歌碑は柵で隔てられている、近くで見ることができない。
明治天皇が華厳の滝を観覧したのは、明治九年(1876)のことである。
明治天皇華巌瀑御観覧御野立所
(中の茶屋)
中ノ茶屋
紅葉のシーズンになると毎年大渋滞となるいろは坂であるが、実は日光方面から中禅寺湖へ向かう上りと、日光に戻る下りとは別ルートになっている。つまり上り下りとも一方通行なのである。
中の茶屋跡は、下りの途中にある。通り過ぎてしまうと逆戻りできなので慎重に運転せねばならない。ついでにいうと付近に駐車場らしいスペースはないので、他の車の邪魔にならないように停めなくてはならない。
明治天皇中茶屋御野立之所
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