『誓った平和、忘れない 69年目の沖縄戦・慰霊の日』
http://digital.asahi.com/articles/ASG6Q76JPG6QTIPE016.html
今日は戦後69回目の沖縄戦・慰霊の日
太平洋戦争末期に、唯一地上戦が行われ住民の4人に一人が命を失った沖縄。
戦争が終わり、散乱する白骨を拾った人の話を何かで読んだことがある。
人の血肉を吸った土を耕し、作った畑には芋(いも)を植えた。
だが、不思議な事にその部分だけ異様に葉が茂った。
引き抜いた芋は不気味に大きかったという。
当時9歳だったその人は、そんなものを食べて育ったいう。
今、憲法改正や集団的自衛権の行使で、自民党は躍起になっているが、
終戦記念日や、各地にあるこう云った慰霊の日のニュースを聞くたびに
自分の両親が言っていた言葉を良く思い出す。
父はいわゆる『情報部隊』に居たため、戦地には出向かず生き残ったが、
同級生や同窓生に多くの戦死者が居たそうだ。
終戦の年には、アメリカ軍が日本向けに日本語で放送していて、
大本営の発表することが、全て嘘だったことを知っていた親父。
自分の周りの人間が死んで行く悲しみは、言葉で表すには軽すぎる。
そんなことを言っていたのを思い出す。
本土決戦などと言っている、大本営の阿呆さ加減に「日本は滅びる」とも思ったそうだ。
実際に地上戦があったのは沖縄だけ。
敵国の戦車や兵士が、すぐ目の前までやってくる恐怖を、本土の日本人は経験していない。
経験したのは、沖縄の人たちだけなのだと言う事実もきちんと伝えないと・・・・。
70年間、戦争をしないことを守り続けてきたのは紛れもなく憲法9条。
集団的自衛権を行使すると言うことは、アメリカやイギリスのように
テロまでも受け入れる覚悟が要るということを、政治家は一切口にしない。
得るものが何なのか?国際的な信用?
日本が世界から尊敬されているのは、憲法9条によって不戦の誓いをして
それを70年もの間、堅持してきていることなんじゃないのかなぁ?
僕には全く得るものが無く、失うものがあまりにも多い気がしてならない。
自民党は、衆議院を解散してもう一度国民に問い直す必要があるんじゃないか?
たぶん、そんなことをしたらせっかく取り戻した政権を失いそうだから
政権が手の内にある間に、変えてしまおうと考えているようにしか見えない。
戦争の悲惨さを知らない政治家たち。
憲法改正を言う前に、沖縄のことを思い出せ!
日本の安全は、お前たちには守れない。
自信があるなら、解散して総選挙でもしてみろよ。