『やんちゃジジイ・ゆうちゃん』のイカすセカンドライフ

我儘で『やんちゃ』な爺さんの目標は、
周りに笑顔を振りまいて、楽しくセカンドライフを生きる事。

二次元のものが三次元になる

2014年06月24日 | Weblog

今週末はいよいよ公演です。
今年一杯で閉館となる青山円形劇場では最後になります。
あんな劇場が無くなるなんて、ちょっと残念ですが、
政治家の皆さんの考える事は本当に良く解りません。

先週の稽古に、音楽担当の大塚先生がいらっしゃいました。
久し振りに会って、少しばかりお話をさせて頂きました。
実は最近、大塚先生のやられている仕事や、ご自身のブログが
僕の心の支えや励みになっていると話をしたら、先生も喜んでくれていました。

その大塚先生のフェイスブックにこんな事が書いてありました。
『台本という紙と文字だけの、いわば二次元の世界から、
実際に人が喋って動いて歌って、舞台が立ち現れる・・・・
二次元が三次元になるような飛躍があります 』

これって、世の中のすべてに共通するものじゃないかと思います。
大塚先生の場合は『作曲家』だから楽譜→演奏・音楽
座長のような『脚本家』は、台本→芝居・舞台
その他『建築家』→設計図→工事・建築
『料理人』→レシピ→調理・料理
僕のような仕事では『設計技師』→設計図→加工・組立
その他、世の中のものは形の違いさえあれ、皆同じだなって・・・・
二次元から三次元への飛躍、変換、創出・・・・
色々なものが、そうやって生まれて来る。

頭の中にあったモノが、こう云ったプロセスを経て現実になる。
労力、時間、知恵、技術、チームワーク・・・・
その他諸々があってこそ、実現可能になる。

何に対しても熱しやすく冷めやすい僕が、自分でも信じられないくらい
夢中になれて、辛くても諦めずに設計と云う仕事を25年も続けて来られたのは
そういった2次元から3次元への転換が面白いからなんだと思う。

趣味の『音楽』も自分で作曲するから楽しいのであって、
コピーバンドが性に合わないのも、そう云うところなのでしょう。

そう云う意味では『芝居』は1人では出来ないから、もっと奥が深い。
脚本があって、演出があって、それに共演者とのチームワークがあって・・・・

考えてみれば、サッカーと云うスポーツが楽しいのもそれに似ている。
相手によって、試合の進め方を臨機応変に変える。
個人のアイデアを、周りがどれだけ感じるか・・・・?です。
結果が伴わなくても、そう言った時間をどれだけ作れたか?ですね。

今週末の公演では、台本という2次元のものが舞台で3次元になる。
思い切り楽しんで、観に来たお客様に何かを感じて貰えたら・・・・
と思います。
写真は過去の公演のそんなワンシーンです。

2006年6月 第15回公演「ミュージカル・錨を上げて」

2007年6月 第16回公演「Homecomming・帰郷」


2008年7月 第17回公演「カフェ・イルマーレ(家族の肖像)」

2009年5月 第18回公演「いつまでもあなたを」

2010年7月 第19回公演「魔女は永遠に」

2011年5月 第20回公演「人生は一度きり!」
 
2012年6月 第21回公演「今夜はホテル・エミリアで」

2013年5月 第22回公演「3人姉妹」
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする