映画とライフデザイン

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ドキュメンタリー映画「AMY」 エイミー・ワインハウス

2016-07-27 21:14:02 | 映画(洋画:2013年以降主演女性)
ドキュメンタリー映画「AMY」を映画館で見てきました。


2011年7月に27歳で急逝した英国人シンガー、エイミー・ワインハウスの人生を追ったドキュメンタリーだ。これはなかなか良くできている。あくまで現存するフィルムを中心に彼女の人生を追っていく。第88回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞他、世界で40以上の賞を受賞している。

少女のころからハスキーな美声に恵まれジャズ好きの少女が歌手となり、シングル「Rehab」を大ヒットさせ、2008年のグラミー賞で5部門を受賞する。それだけでいえば、サクセスストーリーのようだが、似たような堕落しきった若者とつき合い、結婚しドラッグとアルコールにはまっていく。その姿を別の俳優が演じる再現フィルムでなく、実際のエイミーが歌う姿をすでに撮ってあるオフィシャルな映像に加えて、プライベート映像を構成し、ドキュメンタリーにまとめる。この編集能力は凄い。

若くして亡くなった名ロックシンガーといえば、ジャニス・ジョプリンだ。ハスキーボイスでヒット曲を連発したあと、あっけなく亡くなってしまう。ドラッグにはまったという意味では経路は同じだが、エイミー・ワインハウスのほうが歌はうまい。

それだけに惜しまれるが、このドキュメンタリーを見ると、到底長生きなんてできない生活をしていたことが身にしみてよくわかる。

「Rehab」は日本の街でも随分と流れていた大ヒット曲
you tubeの再生回数が1兆をこえて凄すぎる。



グラミー賞の受賞者発表のプレゼンテイタ―がトニーベネットとナタリーコールだ。エイミーの父親がトニーベネットの大ファンで、彼から自分の名前を呼ばれることに感激する。そして、トニーベネットがさまざまな歌手とのデュエットアルバムをつくった時にエイミーとジャズのスタンダード「BODY&SOUL」を歌う。このメイキングのシーンが一番印象に残る。エイミーのこの歌声は本当にしびれる。
そしてこの年2011年彼女はこの世を去る。




(参考作品)
AMY エイミー
サウンドトラックで聞くエイミーの歌声


コメント
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