映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

映画「グッバイ、サマー」

2017-07-02 20:55:05 | 映画(フランス映画 )
映画「グッバイ、サマー」は2016年公開のフランス映画


中学生の夏の想い出なんてテーマって昔から好きなテイストである。「アメリ」以来ずっと追いかけているオドレイトトゥも出演しているし、ロードムービーは大好きなので気になっていたが忙しさにかまけて結果DVDスルーとなるが、DVD化されたので見逃せない。
オーディションで選ばれたという2人の若者が好演、しかもかわいい。性的に目覚めて好きな女の子ができたにもかかわらずうまくいかないなんてシーンを見ると、自分の中学生時代を思い出す。


14歳。子供でもない、大人でもない狭間の時期。画家を目指すダニエル(アンジュ・ダルジャン)は沢山の悩みを抱えていた。
中学生になっても女の子のような容姿で、クラスメイトからミクロ(チビ)と呼ばれて馬鹿にされており、恋するローラ(ディアーヌ・ベニエ)にはまったく相手にされていない。おまけに母親(オドレイ・トトゥ)は過干渉で、兄貴は暴力的なパンク野郎だ。誰も本当の自分を理解してくれる人はいない……。
そんなある日、ダニエルのクラスに変わり者の転校生がやってくる。名前はテオ(テオフィル・バケ)。


目立ちたがり屋で、自分で改造した奇妙な自転車を乗り回し、家の稼業のせいで身体からガソリンの匂いを漂わせている。周囲から浮いた存在のダニエルとテオは意気投合し、やがて親友同士になっていく。学校や家族、そして仲間達、みんなが二人を枠にはめて管理しようとしてくる。息苦しくて、うんざりするような毎日から脱出するため、彼らは“ある計画”を考え付く。それは、スクラップを集めて〝夢の車”を作り、夏休みに旅に出ることだった―。(作品情報より)

1.2人の少年の珍道中
主人公のダニエルは長髪で女の子に間違えられることが多い。自分でオナ〇ーをしようとしても、まだ精〇がでない。美術オタクでパンク好きの兄貴のバンドの絵も巧みに描いてしまう。そんなダニエルの前にテオガ現れる。家が骨董屋で機械好きのテオとダニエルは意気投合する。


廃品を集めてゴーカートのような車をつくるが認可は出ないし、そもそも子供が運転するなんて話になる。そこで二人で知恵を出して、家の形をした車をつくる。運転しているのがばれそうになったら、家だと言い切るというのだ。そんな2人の珍道中では、子供のいない中年夫婦に好かれたり、得体のしれない風俗のような床屋で髪を刈られたり、腕っぷしの強いアメリカンフットボールの選手などが出てきておもろい話が続く。

2.風俗風床屋の顛末
女の子に間違えられることが多く、もっとたくましくなりたい願望も強かったダニエルが髪を切りたいと床屋に向かうがどこも閉店だ。いくつか回っているうちにいかがわしい床屋に入っていく。日本語を話すアジア女性が「かわいい」といってダニエルを出迎える。でも周りには与太者がたむろっている。バリカンで頭の中心部を刈ったとたんに店の中でドタバタ劇が始まり、そのままダニエルが逃げる。髪の毛はバリカンで刈ったままだ。このあたりの顛末がおかしい。


以前は台湾などで風俗系の床屋があったけど最近はどうなんだろうか?もしかしてフランスにそういう風俗があったりして?!

オドレイトトゥは今回は過保護の母親だ。眼鏡をかけていかにもという雰囲気である。でも息子が戻って抱きしめている顔つきは優しさがあふれている印象を持った。
コメント
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