映画「グランツーリスモ」を映画館で観てきました。
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映画「グランツーリスモ」はソニープレイステーションのレーシングゲームの名手が実際にカーレースに挑戦するというストーリーだ。監督はニール・ブロムカンプだ。予告編で内容を知り、観てみたいと公開を待ち望んでいた。ゲームにはまったく関心がないので、「グランツーリスモ」なんてシミュレーションゲームシリーズがあるなんてことは知らない。しかも、実際にゲームの名手が本物のカーレースに挑戦するなんて話も知らなかった。自分はゲームセンスがないので、こういうゲームに挑戦するとすぐにクラッシュする。リアルだったらあの世行きだ。どんな感じか観てみたい。
英国のプロサッカー選手の息子ヤン・マーデンボロー(アーチー・マデクウィ)は、SONYのレーシングシミュレーションゲームのグランツーリスモが好きで、ゲームの名手が競い合う大会に出場して優勝する。SONYと日産が組んでGTアカデミーというレーシングドライバー育成プログラムがあり、ゲームの名手が10名集められる。
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日産のプロジェクトリーダーであるダニー・ムーア(オーランド・ブルーム)は元レーサーのジャック・ソルター(デヴィッド・ハーバー)の協力を取り付けて、本物のレーシングドライバーになるために育成する。そして10名から5名に絞って実際にレースを行い、ヤンが代表になった。
ヤンは日産のレーシングチームのレーサーとしてレースに出場する。最初は完走がやっとの状態だったが、徐々に順位を上げていくようになる。
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普通の外国映画だと思って観に行ったが、予期もせず日本が取り上げられているのに驚いた。
結局日産とSONYが組んでレーシングドライバー育成プロジェクトを作った訳で、当然実名で出てくる。この両社にとってはこの映画は良い宣伝になっただろう。東京の繁華街でのロケや横浜の日産本社も何度も出てくる。日産の協力なくして、この映画は製作不可能であろう。でも、エンディングロールにそれらしき文字は見当たらなかった。
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レーシング場面は迫力ある。
特にルマン24時間レースのシーンはなかなか良かった。名作「男と女」を思い出す。いったいどうやって撮ったんだろうと思わせるシーンが多い。ドローンを使っているのか?空中からサーキット会場やレースを俯瞰して映し出すカメラワークが目立つ。世界中のサーキットを転々とするわけで、エンディングロールをみると、それぞれの国でのクルーの名前が出ている。その場に行って撮ったのかと思うとカネが随分かかっているなと思う。あと、サーキット会場にいる満員の観客は本物なのか?VFXでの加工なのだろうか?
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ただ、カーレース中心に描いたこれまでの傑作「フォードフェラーリ」や「ラッシュ」ほどの感動はなかった。当然、出演俳優の格の違いはある。人間ドラマとして比較すると、主人公ヤン・マーデンボローや指導者ジャック・ソルターの魅力が薄い。加えてライバルとの葛藤が弱い。ヤン・マーデンボローのライバルはレーシングドライバーとして選ばれた時のライバルとレースに出るようになってからのライバルの両方いる。インパクトがあまりなかった。特にレース上のライバルのレベルが低すぎる。
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とは言っても娯楽作品としてはそれなりには楽しめた。ヤン・マーデンボロー自らスタントドライバーとして参加しているのはすごい。
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映画「グランツーリスモ」はソニープレイステーションのレーシングゲームの名手が実際にカーレースに挑戦するというストーリーだ。監督はニール・ブロムカンプだ。予告編で内容を知り、観てみたいと公開を待ち望んでいた。ゲームにはまったく関心がないので、「グランツーリスモ」なんてシミュレーションゲームシリーズがあるなんてことは知らない。しかも、実際にゲームの名手が本物のカーレースに挑戦するなんて話も知らなかった。自分はゲームセンスがないので、こういうゲームに挑戦するとすぐにクラッシュする。リアルだったらあの世行きだ。どんな感じか観てみたい。
英国のプロサッカー選手の息子ヤン・マーデンボロー(アーチー・マデクウィ)は、SONYのレーシングシミュレーションゲームのグランツーリスモが好きで、ゲームの名手が競い合う大会に出場して優勝する。SONYと日産が組んでGTアカデミーというレーシングドライバー育成プログラムがあり、ゲームの名手が10名集められる。
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日産のプロジェクトリーダーであるダニー・ムーア(オーランド・ブルーム)は元レーサーのジャック・ソルター(デヴィッド・ハーバー)の協力を取り付けて、本物のレーシングドライバーになるために育成する。そして10名から5名に絞って実際にレースを行い、ヤンが代表になった。
ヤンは日産のレーシングチームのレーサーとしてレースに出場する。最初は完走がやっとの状態だったが、徐々に順位を上げていくようになる。
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普通の外国映画だと思って観に行ったが、予期もせず日本が取り上げられているのに驚いた。
結局日産とSONYが組んでレーシングドライバー育成プロジェクトを作った訳で、当然実名で出てくる。この両社にとってはこの映画は良い宣伝になっただろう。東京の繁華街でのロケや横浜の日産本社も何度も出てくる。日産の協力なくして、この映画は製作不可能であろう。でも、エンディングロールにそれらしき文字は見当たらなかった。
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レーシング場面は迫力ある。
特にルマン24時間レースのシーンはなかなか良かった。名作「男と女」を思い出す。いったいどうやって撮ったんだろうと思わせるシーンが多い。ドローンを使っているのか?空中からサーキット会場やレースを俯瞰して映し出すカメラワークが目立つ。世界中のサーキットを転々とするわけで、エンディングロールをみると、それぞれの国でのクルーの名前が出ている。その場に行って撮ったのかと思うとカネが随分かかっているなと思う。あと、サーキット会場にいる満員の観客は本物なのか?VFXでの加工なのだろうか?
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ただ、カーレース中心に描いたこれまでの傑作「フォードフェラーリ」や「ラッシュ」ほどの感動はなかった。当然、出演俳優の格の違いはある。人間ドラマとして比較すると、主人公ヤン・マーデンボローや指導者ジャック・ソルターの魅力が薄い。加えてライバルとの葛藤が弱い。ヤン・マーデンボローのライバルはレーシングドライバーとして選ばれた時のライバルとレースに出るようになってからのライバルの両方いる。インパクトがあまりなかった。特にレース上のライバルのレベルが低すぎる。
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とは言っても娯楽作品としてはそれなりには楽しめた。ヤン・マーデンボロー自らスタントドライバーとして参加しているのはすごい。