映画「アステロイドシティ」を映画館で観てきました。
映画「アステロイドシティ」は奇才ウェスアンダーソン監督が1955年の砂漠に囲まれたある街での出来事を描いた新作である。独特の色彩感覚で目にはやさしいウェスアンダーソンの作品は正直なところ苦手である。想像力豊かなのはわかるけど、意味がわからずついていけないことが増えてきた。たぶん今回もそうかもしれない。
でも、俳優陣がいつもの常連に加えてトムハンクスにスカーレットヨハンソンまで加わり超豪華だ。10億単位のまともにギャラを払ったら破産しそうな俳優だ。ウェスには主演級をこれだけ集めるだけの人徳があるのだろう。怖いものみたさ的な感覚で映画館に向かう。
1955年、砂漠の真ん中にあるアステロイドシテイという人口100人もいない小さな町が舞台だ。色んなエリアから優秀な子どもと共にいくつかの家族が集まっている。
作品情報を引用しても良いが、どうも観た映画と結びつかない。
宇宙人が集会の中に訪れるのはわかるけど、その後もピンと来ない。
相変わらず色彩感覚にすぐれているが、さっぱりわからない映画だった。
それなりに観客はいたけど、この映画の意味が理解できる人っているのかしら?と感じてしまう。宇宙人がでてきてもSFといった展開ではない。ウェスアンダーソン監督が脳内で書き出したアイディアをそのまま映画のストーリーにしたのであろう。ウェスの想像力が豊かなのはわかっても自分の頭脳の理解度を超越する。ただ、ソフトな肌合いのビジュアル設計は抜群である。美術、衣装を含めて細やかな色彩設計で1950年代の雰囲気がこちらに伝わる。そういう雰囲気を観る映画なのかなあ。
時はマッカーシー旋風が吹き荒れた後で、アイゼンハワーが政権をとっている。1953年に朝鮮戦争休戦に入りつかの間の平和が訪れ、徴兵覚悟の男性諸氏もひと安心。スターリンは1953年に死亡したが、米ソ冷戦で水爆開発を競い合う時期である。アメリカで大ヒットなのに日本で公開されない映画「オッペンハイマー」の張本人は水爆反対派で陰謀に巻き込まれる。宇宙開発の争いはまだ先だ。1955年とは時代設定に比較的平穏な時期を選んだものだ。
ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、エドワード・ノートン、ウィレム・デフォーというあたりがウェス作品の常連だな。珍しく出てないのがビル・マーレイとオーウェン・ウィルソンで、今回はどうしたんだろう。
女優役のスカーレットヨハンソンが窓際で肘をつく顔がいい感じだ。ウェスアンダーソンの盟友というべきジェイソンシュワルツマンとお互いに窓を隔てて会話をしている。カメラ片手に何かを話すが、意味はわからない。ただ、気がつくとスカーレットヨハンソンが裸になって、鏡ごしにフルヌードが観れるのは得した感じだ。トムハンクスは、本当に脇役だ。いつもと違いまったく存在感がない。いつも通りの活躍をするティルダ・スウィントン以外の常連たちは普通にみえる。感想には困る映画だ。
映画「アステロイドシティ」は奇才ウェスアンダーソン監督が1955年の砂漠に囲まれたある街での出来事を描いた新作である。独特の色彩感覚で目にはやさしいウェスアンダーソンの作品は正直なところ苦手である。想像力豊かなのはわかるけど、意味がわからずついていけないことが増えてきた。たぶん今回もそうかもしれない。
でも、俳優陣がいつもの常連に加えてトムハンクスにスカーレットヨハンソンまで加わり超豪華だ。10億単位のまともにギャラを払ったら破産しそうな俳優だ。ウェスには主演級をこれだけ集めるだけの人徳があるのだろう。怖いものみたさ的な感覚で映画館に向かう。
1955年、砂漠の真ん中にあるアステロイドシテイという人口100人もいない小さな町が舞台だ。色んなエリアから優秀な子どもと共にいくつかの家族が集まっている。
作品情報を引用しても良いが、どうも観た映画と結びつかない。
宇宙人が集会の中に訪れるのはわかるけど、その後もピンと来ない。
相変わらず色彩感覚にすぐれているが、さっぱりわからない映画だった。
それなりに観客はいたけど、この映画の意味が理解できる人っているのかしら?と感じてしまう。宇宙人がでてきてもSFといった展開ではない。ウェスアンダーソン監督が脳内で書き出したアイディアをそのまま映画のストーリーにしたのであろう。ウェスの想像力が豊かなのはわかっても自分の頭脳の理解度を超越する。ただ、ソフトな肌合いのビジュアル設計は抜群である。美術、衣装を含めて細やかな色彩設計で1950年代の雰囲気がこちらに伝わる。そういう雰囲気を観る映画なのかなあ。
時はマッカーシー旋風が吹き荒れた後で、アイゼンハワーが政権をとっている。1953年に朝鮮戦争休戦に入りつかの間の平和が訪れ、徴兵覚悟の男性諸氏もひと安心。スターリンは1953年に死亡したが、米ソ冷戦で水爆開発を競い合う時期である。アメリカで大ヒットなのに日本で公開されない映画「オッペンハイマー」の張本人は水爆反対派で陰謀に巻き込まれる。宇宙開発の争いはまだ先だ。1955年とは時代設定に比較的平穏な時期を選んだものだ。
ティルダ・スウィントン、エイドリアン・ブロディ、エドワード・ノートン、ウィレム・デフォーというあたりがウェス作品の常連だな。珍しく出てないのがビル・マーレイとオーウェン・ウィルソンで、今回はどうしたんだろう。
女優役のスカーレットヨハンソンが窓際で肘をつく顔がいい感じだ。ウェスアンダーソンの盟友というべきジェイソンシュワルツマンとお互いに窓を隔てて会話をしている。カメラ片手に何かを話すが、意味はわからない。ただ、気がつくとスカーレットヨハンソンが裸になって、鏡ごしにフルヌードが観れるのは得した感じだ。トムハンクスは、本当に脇役だ。いつもと違いまったく存在感がない。いつも通りの活躍をするティルダ・スウィントン以外の常連たちは普通にみえる。感想には困る映画だ。