映画「バッド・ジーニアス」を映画館で観てきました。
評判がいいので見に行った。タイロケの映画は数々見ているが、タイ映画って見た記憶がない。子供の頃から神童とされた主人公が、金持ちの子弟が多い私立学校に転校する。出来の悪い金持ち娘に頼まれて、数学の問題の解答を試験中にこっそりと教える。それをきっかけに他の生徒からも頼まれ、ビジネスになっていく。やがてカンニングが究極にエスカレートしていくことを描いている。途中までの展開も面白いが、残り時間が少なくなるにつれ異様な緊迫感に包まれる。すんなりとストーリーを進めるのでなく、次から次へと主たる登場人物に難関を与えドキドキさせる場面をつくる。学園ドラマの様相だが、クライムサスペンスのようなドキドキ感がある。お見事である。
小学生の頃から成績はずっとオールA、天才的な頭脳を持つ女子高生のリン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は、私立の進学校に特待奨学生として転入する。リンは友人になったグレースを、数学のテスト中に手助けする。それを知ったグレースの彼氏である金持ちの息子のパットは、リンがテスト中に正解を教えることと引き換えに報酬を得る、カンニング・ビジネスを思いつく。学生たちは瞬く間にリンの元に殺到。客である生徒たちはこれで試験をしのぎ、リンの貯金残高も増えていく。
ボストンの大学への進学を目指すグレースとパットは世界各国で行われる統一入試、STICでもリンに助けを求める。リンは高額な報酬に目が眩み、もうひとりの生真面目で苦学生バンク(チャーノン・サンティナトーンクン)を仲間に引き入れようとする。。。(作品情報引用)
映像の背景を見ながら、少し前に自分が思っていたタイのイメージと比べて、経済発展でものすごく現代的で豊かになっている印象をもつ。確かに国力は伸びている。教育にも金がかけられる余裕が一部高所得者層には出ているだろう。映像に映る学校は進学校に違いないが、親が学校に寄付することで学力がないのに入学できたという生徒も多い。学力に長けた生徒だけが集まっているわけでないだろう。内申稼ぎにポイントを狙う面々も多い。
ただ、ここで映る試験が全部マークシートになっている。こんなものなのか?タイの大学受験もマークシート方式だけなのか?途中でアメリカの大学受験はみんな記述式だというセリフがあるが、途中までマークシート方式ばかり出てきたのでなんか変な感じがした。
大学時代は付属高校から進学してきた仲間によくカンニングさせたものだ。受験組は英語、数学に一定以上の学力を有するが、付属高校進学組で常に遊んでいる面々は要領はいいが、受験レベルの問題は解けない。それなので、なんとかしのごうとしている。当時語学を含め経済学や数学などの必修科目3つ落とすと落第、2年続くと退学だったので、必死だったと思う。今、その仲間に会っても当時のことは感謝される。試験前は合宿のようにどこかの家に集まり、持ち込み可の科目の対策を練ったりしたものだ。こういう時には、付属高校出身者ならではの人脈を使ってみんなが出席していないような科目の講義資料が面白いくらい集まった。これには逆に助かった。
いつぞや京大入試のカンニング問題が話題になった。一斉に世論はクレームを言ったが、大学時代にカンニングでしのいだことがない学生ってそんなにいるのかな?みんな自分のことを棚上げしてと思わず吹き出してしまった。ただ、この映画でやる集団カンニングって経験ってさすがにないだろう。
主人公は好演、スマートで目つきの鋭さがこの役にピッタリだ。ライバルを演じた若者が早稲田から日本ハムに行った斎藤くんにあまりにも似ているので驚いた。
評判がいいので見に行った。タイロケの映画は数々見ているが、タイ映画って見た記憶がない。子供の頃から神童とされた主人公が、金持ちの子弟が多い私立学校に転校する。出来の悪い金持ち娘に頼まれて、数学の問題の解答を試験中にこっそりと教える。それをきっかけに他の生徒からも頼まれ、ビジネスになっていく。やがてカンニングが究極にエスカレートしていくことを描いている。途中までの展開も面白いが、残り時間が少なくなるにつれ異様な緊迫感に包まれる。すんなりとストーリーを進めるのでなく、次から次へと主たる登場人物に難関を与えドキドキさせる場面をつくる。学園ドラマの様相だが、クライムサスペンスのようなドキドキ感がある。お見事である。
小学生の頃から成績はずっとオールA、天才的な頭脳を持つ女子高生のリン(チュティモン・ジョンジャルーンスックジン)は、私立の進学校に特待奨学生として転入する。リンは友人になったグレースを、数学のテスト中に手助けする。それを知ったグレースの彼氏である金持ちの息子のパットは、リンがテスト中に正解を教えることと引き換えに報酬を得る、カンニング・ビジネスを思いつく。学生たちは瞬く間にリンの元に殺到。客である生徒たちはこれで試験をしのぎ、リンの貯金残高も増えていく。
ボストンの大学への進学を目指すグレースとパットは世界各国で行われる統一入試、STICでもリンに助けを求める。リンは高額な報酬に目が眩み、もうひとりの生真面目で苦学生バンク(チャーノン・サンティナトーンクン)を仲間に引き入れようとする。。。(作品情報引用)
映像の背景を見ながら、少し前に自分が思っていたタイのイメージと比べて、経済発展でものすごく現代的で豊かになっている印象をもつ。確かに国力は伸びている。教育にも金がかけられる余裕が一部高所得者層には出ているだろう。映像に映る学校は進学校に違いないが、親が学校に寄付することで学力がないのに入学できたという生徒も多い。学力に長けた生徒だけが集まっているわけでないだろう。内申稼ぎにポイントを狙う面々も多い。
ただ、ここで映る試験が全部マークシートになっている。こんなものなのか?タイの大学受験もマークシート方式だけなのか?途中でアメリカの大学受験はみんな記述式だというセリフがあるが、途中までマークシート方式ばかり出てきたのでなんか変な感じがした。
大学時代は付属高校から進学してきた仲間によくカンニングさせたものだ。受験組は英語、数学に一定以上の学力を有するが、付属高校進学組で常に遊んでいる面々は要領はいいが、受験レベルの問題は解けない。それなので、なんとかしのごうとしている。当時語学を含め経済学や数学などの必修科目3つ落とすと落第、2年続くと退学だったので、必死だったと思う。今、その仲間に会っても当時のことは感謝される。試験前は合宿のようにどこかの家に集まり、持ち込み可の科目の対策を練ったりしたものだ。こういう時には、付属高校出身者ならではの人脈を使ってみんなが出席していないような科目の講義資料が面白いくらい集まった。これには逆に助かった。
いつぞや京大入試のカンニング問題が話題になった。一斉に世論はクレームを言ったが、大学時代にカンニングでしのいだことがない学生ってそんなにいるのかな?みんな自分のことを棚上げしてと思わず吹き出してしまった。ただ、この映画でやる集団カンニングって経験ってさすがにないだろう。
主人公は好演、スマートで目つきの鋭さがこの役にピッタリだ。ライバルを演じた若者が早稲田から日本ハムに行った斎藤くんにあまりにも似ているので驚いた。