映画とライフデザイン

大好きな映画の感想、おいしい食べ物、本の話、素敵な街で感じたことなどつれづれなるままに歩きます。

柳井正「わがドラッカー流経営論」

2013-10-13 05:32:53 | 
1.お店に来ていただけるお客様だけをターゲットにモノを売ってみても、それ以上の広がりは望めない。本来我々がターゲットにすべきは、まだお店に来ていないお客様なんです。
すでにある需要に対して何かを提供するだけでは、顧客の要望に応えているということにはならない。お客様が潜在的需要として持っているのに、まだ世の中に存在しないものを形にして、「これなんかいかがでしょう?」と提示してあげることが、ビジネスで付加価値を生むという意味だ。
2.その店や企業が何をやっているか、何を売っているかをきちんとお客様に伝えなくては何も始まらない。
3.2万セットを無料で配布するというと、費用対効果で問題があると思う人がいるかもしれませんが、なぜこのような大掛かりな戦略をとったかには、ちゃんと理由がある。ヒートテックの場合は、見た目もそれなりにスタイリッシュですが、一番の魅力は見た目というよりも、着心地の良さや保温性、保湿性にあるために実際にきていただかないと本当の良さはわからない。つまり、まず商品をきていただいて、そこから発生するであろう口コミを狙った。
4.ドラッカー「あらゆる者が、強みによって報酬を手にする。弱みによってではない。最初に問うべきは、我々の強みである。」(乱気流の経営)
5.不思議なことに長所を伸ばしていくと、欠点というものはどんどん消えていく。
6.ドラッカーの経営理論の中心には「人」がいる。
7.ドラッカー「知的労働者は、すべて企業家として行動しなければならない。知識が中心の資源となった今日では、トップだけで成功をもたらすことはできない。」従業員一人一人の知識や判断が企業経営を支えている。
8.現場でお客様の動向を直に感じているのは店長だ。それでユニクロでは、店舗、店長が事業の主役で、本部はそれをサポートしている。店長こそが組織内で一番偉いという考え方だ。。。生涯一店長というのを理想と考えている。店長になった時点で、サラリーマンという意識は捨てて、自営業者の意識になってもらう必要がある。
9.ドラッカー「成果をあげる者は仕事からスタートしない。時間からスタートする。計画からもスタートしない。時間が何にとらわれているかを明らかにすることからスタートする。」自分の得意のものに集中するということも肝心です。不得意のものをダラダラと時間をかけてやっていては意味がない。
10.ビジネスも一種の団体競技だと考えるべきなんですよ。個人競技で優勝を狙えなくても、みんなで一緒に努力すれば団体優勝を狙うことはできる。。。。お互いに補いながら、自分の得意なところを伸ばしていけば、企業としての全体のポテンシャルはどんどん高まっていくんです。
11.「店舗経営ができて、お客様に満足していただける店舗を作る自信があります。」と面接で答えるべき
12.一番いい会社というのは「社長が行っていることがそのまま行われない会社」
言われたことを右から左へと聞き流せということではなく、その本質をつかみ、具現化するのは現場スタッフの務めなのだ。
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