映画とライフデザイン

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映画「無情の世界」 唐田えりか

2023-07-05 18:01:00 | 映画(日本 2019年以降主演女性)
映画「無情の世界」を映画館で観てきました。


映画「無情の世界」は気鋭の映画人による3つの短編映画を集めた作品だ。でも正直、唐田えりかを観に行ったようなものである。例の事件以来復活した作品がいくつか公開されたが、残念ながら都合の合う時に上映していない上にすぐ上映終了で観れていない。しかも、唐田えりかが主演する「真夜中のキッス」の監督脚本は佐向大である。昨年観た佐向大監督「夜を走る」は自分の2022ベストに入る実におもしろい映画だった。気になり映画館に向う。

「真夜中のキッス」は、ある男女が殺人事件に絡んでしまい、男は自首を提案するが、女は拒否して夜を彷徨い元カレを含めた男たちを巻き込む話
「イミテーションヤクザ」は、無名の俳優がヤクザ映画のオーディション会場の雑居ビルに行くが、手違いでホンモノのヤクザの事務所に入って課題のセリフを披露してクロウトと立ち回る話

「あなたと私の2人だけの世界」は、奥手の男性向けの恋愛講座と女性向けの護身術講座がひょんなことで絡む話

正直言ってつまらなかった。
低予算フィルムということもあるだろうけど、学生の自主製作映画レベルとたいしてかわらない印象を受ける。あえていえば、「イミテーションヤクザ」の話が若干おもしろいくらいだなあ。たしかに、ある首都圏の町で自分が食べに行った町中華のビルに超有名なヤクザの事務所が入っていたことを偶然知ったことがあった。そう言われればその筋と思しき人が食べているのをみたことがあったが、周囲に威圧感を与えていなかったので気づかなかったことがある。ただ、ここまでの話はちょっと出来過ぎ。いい発想だと思うけど。


「夜を走る」の着想があまりに良かったので、「真夜中のキッス」には期待したが残念。イマイチだ。でも、期待していた唐田えりかはここでも実にかわいい。この作品には「アルプススタンドのはしの方」で名を売って、最近は「少女は卒業しない」にも出た小野莉奈も出演している。映画界きっての期待の若手だ。唐田えりかが恋人の元を飛び出してしまった後で、小野莉奈はその男の恋人になった未成年の女という設定だ。その男は戻ってきた唐田えりかに未練たらたらで女同士のイザコザが生じている。

映画の中で、小野莉奈唐田えりか「かわいいからって何でも許されるの」みたいなセリフを発する。小野莉奈も平均点を大きく超えて可愛いけど、今回は引き立て役みたいになって気の毒だ。それくらい唐田えりかはかわいい。


一気にメジャーになった濱口竜介監督「寝ても覚めても」での瑞々しい唐田えりかにはグイッと引き寄せられた。でも、東出昌大との不倫で世間一般特に女性陣から窮地に落とされたのは残念だ。という素敵な奥様がいても、唐田えりかに惹かれる東出の気持ちは男としてよくわかる。毎日フレンチばかり食べたら別のおいしい軽食が食べたくなるといった感じか。映画評論の御大である元東大総長の蓮實重彦唐田えりかを絶賛した。下世話な話にはお偉いさんは無関心だ。


唐田えりかはあまりのかわいさに周囲の女性陣から警戒されるタイプなんだろう。自分の会社にもいた。やさしくてかわいい女の子だ。風貌の雰囲気まで似ている。上位下位を問わず男性ファンが多い女の子が、別の女子社員からあの子は仕事ができないなどと、悪口を陰で言われている。自分も直に聞いた。男同士で飲んでそのかわいい子の話題になると、本当に女っていじわるで嫌だねという話になる。むずかしいねえ。この映画での唐田えりかを観て改めてそんなことを思う。

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