映画とライフデザイン

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映画「愛に乱暴」江口のりこ

2024-08-30 21:27:14 | 映画(日本 2019年以降主演女性)
映画「愛に乱暴」を映画館で観てきました。


映画「愛に乱暴」吉田修一の同名原作を江口のりこ主演で映画化したヒューマンドラマである。原作は未読。江口のりこのファンで最近では「あまろっく」「ブルーピリオド」「お母さんが一緒」と毎回出演作は欠かさず観ている。予告編から江口のりこが不穏な何かに巻き込まれている様子が伺える。とりあえず、映画館に向かう。

夫の母親(風吹ジュン)が住む母屋の離れに夫(小泉孝太郎)と住む桃子(江口のりこ)は前向きな専業主婦で子どもはいない。石鹸教室の講師もしている。ただ、近所で不審火が続いたり、かわいがっている猫がいなくなったりといやなことが続く。夫に対して懸命に愛を注いでいるのに、あまり相手にしてくれない。どうも夫は浮気をしているようだ。浮気相手のXを探り出していた。夫から彼女と一緒に会ってもらえないかと告白されて動揺する。


大好きな江口のりこの演技は上々でも、映画としては期待ハズレだ。
子どものいない夫婦の夫が浮気して、彼女に赤ちゃんができて別れてくれと言われ妻が奇怪な行動をとるという話だ。吉田修一の小説なので、何かしら凝ったストーリーなのかと予測したけれども、最終的には「もう終わっちゃうの?」という感じであっけなく終わってしまう。残念ながら物足りなかった。


主人公桃子(江口のりこ)は時おりイヤミっぽい言い方をする夫の母親(風吹ジュン)がいても、何とか今の家庭を大事にしようと懸命に頑張る女性だ。リフォームをしようと言ったり、凝った食事を出そうとしたり、寝ている時に夜の営みに誘おうとしても夫はそっけない。そして今度は香港に出張だという。夫が浮気しているのはつかんでいた。相手の女性がXをやっていて、ご丁寧に毎日のように浮気の進行状況をつぶやいていて桃子は見ていた。それでもなんとかできると頑張っていた。でもいよいよご対面だ。

子どもができたことを謝りたいと3人で会うなんてことあるかしらと思うけど、対面のシーンがある。絶対別れませんと言っても、相手は妊娠5ヶ月で母子手帳もある。それから精神的におかしくなり、奇怪な行動をとるようになるのだ。


部屋の畳の下にある構造用合板を電気ノコギリで切っていく。床下の土が露わになるのだ。しかも、そこで寝そべる。声をかけようとすると、私を変人扱いしないでくれと怒る。ただ、江口のりこの奇怪な行動は一つの見どころで、シャワーシーンでは鏡越しに江口のりこの乳輪が見えてしまう。やる気満々なのは実感するけど、これだけのストーリーでは残念としかいいようにない。

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