@定員を決める
ヨットは救命ジャケットを人数分そろえれば定員を希望通り変更できる。ただ船舶検査の改定を申請し認定してもらう必要がある。
中古艇を買うときには定員は何人になっているかを船検証で確認し、救命ジャケットが定員数以上ある事をチェックします。
定員が決まればキャビン内でパーティを開くときに必要な備品が決まってきます。椅子とテーブルの数をチェックします。
@水洗トイレと炊事用のコンロ2口と流しは必要
キャビンでパーティを開催したり宿泊することはクルーザーヨットの重要な楽しみかたです。
従ってキャビンは大き目に設計したもの、内装の綺麗なもの、水洗トイレ、炊事用コンロと流しの装備しているものを選びましょう。
「中古ヨットの見分け方の写真集」のフォトアルバムでは筆者の、定員7名のヨットの内部備品の実例を示しました。キャビンの内部の大きさから7名が限度で、テーブル2ケとベンチに5人、補助椅子2ケでパーティが出来ます。
レースで優勝する楽しみを追及する場合のヨットのキャビンはセイルをしまうだけの小さなものになっています。内装も粗末です。その代わり甲板が横に広く大きな帆を上げてもあまり傾かないような設計になっています。このようなレース艇のキャビンは実に簡素に出来ています。その代わりレース用専門のケブロンのジブやメインセールが大中小と何枚も揃っています。レース専門のセールにお金をかけますのでその他の備品の保守管理はあまり良くありません。エンジンルームも汚れています。こういうレース専門艇の中古はなるべく避けるのが良いようです。
@中古艇で注意すべきその他の備品
写真で示したようにマストトップの風見は必ず装備してあるものを選びましょう。
それと独りでセイリングする場合が結構ありますので写真のような自動操舵装置も必要です。
また碇(アンカー)とアンカーロープも必要です。
以前にも書きましたたがシート類、とくにスピネーカーとそのシートやポールの有無もチェックします。以上などを参考にしてチェック項目を作成して中古艇を買いに行くと良いと思います。