後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

マロニエの並木のほとりに投宿し、宇都宮の歴史を偲ぶ(1)城跡の写真

2009年05月18日 | 旅行記

今までは、旅に出るとき、ホテルや旅館をきちんと予約しました。しかし悠々自適となればブラリと旅に出て、現地に行ってから、周りの風景の良いホテルに投宿する。着いてからその土地の歴史を聞き、神社や城跡を見に行く。そんなのんびりした旅が一つの夢でした。

今回、5月16日に家を文字通うり、ブラリと出ました。2泊3日の旅です。目的は福島の山の中にあるブリティッシュヒルズです。その中間点の宇都宮に投宿することにしました。宇都宮に入り、街を3回、車で回り、一番美しい通りを探します。県庁前から南へ伸びる県庁前通りがマロニエの花咲く並木道です。マロニエは栃の木と言い、栃木県の木です。ドイツ語ではカスタニーエと言いいます。昔住んでいたシュツットガルトではカスタニーエの並木が多く、今頃よく白い花を咲かせていました。その並木道を3回まわって、ホテル・セントレというビジネスホテルを見つけ、泊まることにしました。緑豊かなマロニエの大木に囲まれた静かなホテルです。すぐ宇都宮城跡へ行きました。平安時代から戦国時代までは代々、二荒山神社の神主を兼務していた宇都宮氏が城主としてこの地方を治めて来たそうです。江戸時代には幕府の譜代大名が城に入りました。宇都宮の人は宇都宮氏のことは誇りにしていますが、江戸時代のことはあまり話したくないようです。城跡で説明してくれたボランティアの老紳士は江戸時代のことを質問すると、途端に寡黙になります。全国いろいろな土地で歴史のことを現地の人に聞くと、それぞれ違った歴史感を感じることができて興味深いものです。城跡に昔あった隅櫓の2つが復元してありました。その写真を下にお送りいたします。(続く)

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霧のブリテッシュ・ヒルズへ行ってきました(1)全体的な印象

2009年05月18日 | インポート

とにかく遠いです。東京から車で200Km位、福島県の白河市から奥羽山脈の奥深くに忽然と建物群が現れます。中世のイギリスの時代別の建物が10棟ほどが霧にかすんでいます。本格的な時代考証にもとづいて建てられ、内部の家具調度もイギリスから運びこみました。従業員もイギリス人が混じっています。とにかく本物のイギリスが有るのです。神田外語学院の経営母体の佐野学園の初代と2代目の理事長が25年間にわたって構想をあたため、イギリスの歴史を研究しました。その成果にもとづいて1995年に完成しました。霧の中を歩きまわりました。「イギリスの中世の文化は重く、暗い。しかし、その底に文明開花の爆発力を秘めて来た」、という感じが体得できます。領主の館の内部もつぶさに見ました。イギリス独特なミートパイの昼食もとりました。

この様に、一国の文化を正確に伝えようとする施設は珍しいので、数回にわたって詳しくご報告したいと思います。2泊3日の旅行の間、ブログを休みましたことをお詫び申し上げます。(続く)(詳しくは、http://www.british-hills.co.jp に御座います)

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