昨日、シリア内戦の衝撃的な動画映像を見てしまって気持ちが動転しています。
そこで今日は何時までも続くシリア内戦について考えてみます。
私は「Face Book」で外国の人々と交流していますが、その中にポーランドのクラコウに住んでいるMaciej Organさんという方がいます。
彼は美しいい油絵を毎日紹介しています。https://www.facebook.com/maciej.organ?fref=ufi をご覧下さい。
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1番目の写真は彼が最近紹介した油彩画の一例です。
昨日もMaciej Organさんが紹介している美しく、そして平和的な油絵を見て楽しもうと彼のFBのページを開きました。
そうしたら、いきなり衝撃的な動画映像が画面いっぱいに激しく動いていたのです。
それはシリアのアサド大統領軍が民間人を標的にした激しい爆撃の現場を写した動画だったのです。いつもは油絵を愛しているMaciej Organさんがシリアの被害者に心を寄せて祈っているようです。
しかしあまりにも残酷な映像なので彼は間もなくその動画を削除してしまいました。現在は以前のように美しい油絵だけが沢山出ているFC誌面に戻っています。
私は昨日、「戦前の軍人教育の問題点(2)陸軍士官学校の教育内容と欠陥」という記事を掲載しました。今日はその続編を書くつもりでした。
しかしそんな過去の話よりも現在シリアで起きている残虐な戦争をより多くの人に知ってもらい戦争の終結を祈ってもらうことにしました。祈っても仕方が無いという人もいますが、無関心や無知よりも良いと私は信じています。
シリア政府軍による民間人の爆撃の報道を以下に示します。
『シリア首都近郊で爆撃激化、77人死亡 政府軍、地上戦準備か』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180220-00010000-afpbbnewsv-int
【2018年2月20日 AFP】
シリアの首都ダマスカス近郊の反体制派支配地区、東グータで19日、政府軍による激しい空爆や砲撃があり、民間人少なくとも77人が死亡した。在英のNGO「シリア人権監視団」が明らかにした。アサド大統領は付近に増援隊を派遣しており、同地区の奪還に向けた地上戦の準備とみられる。
2012年から反体制派が掌握している東グータは、ダマスカス周辺で最後に残った反体制派地域。シリア人権監視団によると、一連の爆撃による犠牲者のうち少なくとも20人が子どもで、さらに約300人が負傷した。監視団のラフマン代表は「政権は地上作戦に向けて東グータを爆撃している」と指摘している。
東グータのハムリエに住む男性(23)はAFPに対し、市民らは政府軍が進攻してくる可能性を恐れていると明かし、「グータがこの先どうなるかは分からない。私たちには神のご慈悲しかなく、地下に身を潜めるほかない」と語った。
ドゥマにある病院は動揺した人々であふれている。ある男性は、自身の子ども2人の遺体を発見し、自らの額を手で打ちつけていた。別の男性は、生まれたばかりのわが子が紫色のシートに身を横たえ、血だまりの傍らで死んでいるのを見つけて泣き崩れた。
国連のムムツィス人道調整官(シリア危機担当)は、東グータに対する今回の爆撃は民間人を標的としたものだとの認識を示し、「無分別な人的被害」を直ちに止める必要があると訴えた。(c)AFPBB News
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2番目と3番目の写真は爆撃後の東グータの光景です。
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さてここからが問題です。
平穏に暮らしている皆様に私は爆撃現場の動画映像を見て下さいと言うのを躊躇しています。
しかし勇気のある方は、https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180220-00010000-afpbbnewsv-int にある動画を画面いっぱいに拡大してご覧ください。爆撃直後の破壊された建物の間を人々が逃げ回っています。救助隊員は担架を担いで救助に走ります。周囲は砂ぼこりで濛々として騒然としています。
さて反体制派と「アメリカ・中東の有志連合軍」が、アサド政権軍を攻撃しているのに何故いつまでも戦争が続くのでしょうか?
その理由はアサド大統領政権をロシアとイランが、そして北朝鮮が軍事的に直接支援しているからです。
ロシアはシリア国内に空軍の飛行場を持っていて反体制派を攻撃しているのです。
それに対してアメリカと中東の親米国家が有志連合という軍事勢力を作って対抗しています。
この状態はベトナム戦争の悪夢と同じです。どのような決着がつくのでしょう?
アメリカはシリアをロシアに渡し、アメリカは湾岸諸国のアラブ首長国やサウジアラビアやイラクやヨルダンを、そしてイスラエルを確保するのでしょうか?まさしく19世紀の植民地の分捕り合戦のようです。これに中國はどのように関与するのでしょうか?
人類は21世紀になっても相変わらず戦争という愚かな行為を止めようとしません。嗚呼、何時になったら真の平和が来るのでしょうか!
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)
そこで今日は何時までも続くシリア内戦について考えてみます。
私は「Face Book」で外国の人々と交流していますが、その中にポーランドのクラコウに住んでいるMaciej Organさんという方がいます。
彼は美しいい油絵を毎日紹介しています。https://www.facebook.com/maciej.organ?fref=ufi をご覧下さい。
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1番目の写真は彼が最近紹介した油彩画の一例です。
昨日もMaciej Organさんが紹介している美しく、そして平和的な油絵を見て楽しもうと彼のFBのページを開きました。
そうしたら、いきなり衝撃的な動画映像が画面いっぱいに激しく動いていたのです。
それはシリアのアサド大統領軍が民間人を標的にした激しい爆撃の現場を写した動画だったのです。いつもは油絵を愛しているMaciej Organさんがシリアの被害者に心を寄せて祈っているようです。
しかしあまりにも残酷な映像なので彼は間もなくその動画を削除してしまいました。現在は以前のように美しい油絵だけが沢山出ているFC誌面に戻っています。
私は昨日、「戦前の軍人教育の問題点(2)陸軍士官学校の教育内容と欠陥」という記事を掲載しました。今日はその続編を書くつもりでした。
しかしそんな過去の話よりも現在シリアで起きている残虐な戦争をより多くの人に知ってもらい戦争の終結を祈ってもらうことにしました。祈っても仕方が無いという人もいますが、無関心や無知よりも良いと私は信じています。
シリア政府軍による民間人の爆撃の報道を以下に示します。
『シリア首都近郊で爆撃激化、77人死亡 政府軍、地上戦準備か』
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180220-00010000-afpbbnewsv-int
【2018年2月20日 AFP】
シリアの首都ダマスカス近郊の反体制派支配地区、東グータで19日、政府軍による激しい空爆や砲撃があり、民間人少なくとも77人が死亡した。在英のNGO「シリア人権監視団」が明らかにした。アサド大統領は付近に増援隊を派遣しており、同地区の奪還に向けた地上戦の準備とみられる。
2012年から反体制派が掌握している東グータは、ダマスカス周辺で最後に残った反体制派地域。シリア人権監視団によると、一連の爆撃による犠牲者のうち少なくとも20人が子どもで、さらに約300人が負傷した。監視団のラフマン代表は「政権は地上作戦に向けて東グータを爆撃している」と指摘している。
東グータのハムリエに住む男性(23)はAFPに対し、市民らは政府軍が進攻してくる可能性を恐れていると明かし、「グータがこの先どうなるかは分からない。私たちには神のご慈悲しかなく、地下に身を潜めるほかない」と語った。
ドゥマにある病院は動揺した人々であふれている。ある男性は、自身の子ども2人の遺体を発見し、自らの額を手で打ちつけていた。別の男性は、生まれたばかりのわが子が紫色のシートに身を横たえ、血だまりの傍らで死んでいるのを見つけて泣き崩れた。
国連のムムツィス人道調整官(シリア危機担当)は、東グータに対する今回の爆撃は民間人を標的としたものだとの認識を示し、「無分別な人的被害」を直ちに止める必要があると訴えた。(c)AFPBB News
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2番目と3番目の写真は爆撃後の東グータの光景です。
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さてここからが問題です。
平穏に暮らしている皆様に私は爆撃現場の動画映像を見て下さいと言うのを躊躇しています。
しかし勇気のある方は、https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180220-00010000-afpbbnewsv-int にある動画を画面いっぱいに拡大してご覧ください。爆撃直後の破壊された建物の間を人々が逃げ回っています。救助隊員は担架を担いで救助に走ります。周囲は砂ぼこりで濛々として騒然としています。
さて反体制派と「アメリカ・中東の有志連合軍」が、アサド政権軍を攻撃しているのに何故いつまでも戦争が続くのでしょうか?
その理由はアサド大統領政権をロシアとイランが、そして北朝鮮が軍事的に直接支援しているからです。
ロシアはシリア国内に空軍の飛行場を持っていて反体制派を攻撃しているのです。
それに対してアメリカと中東の親米国家が有志連合という軍事勢力を作って対抗しています。
この状態はベトナム戦争の悪夢と同じです。どのような決着がつくのでしょう?
アメリカはシリアをロシアに渡し、アメリカは湾岸諸国のアラブ首長国やサウジアラビアやイラクやヨルダンを、そしてイスラエルを確保するのでしょうか?まさしく19世紀の植民地の分捕り合戦のようです。これに中國はどのように関与するのでしょうか?
人類は21世紀になっても相変わらず戦争という愚かな行為を止めようとしません。嗚呼、何時になったら真の平和が来るのでしょうか!
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)