後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「巨木の白いモクレンノの花、そして沈丁花」

2018年03月16日 | 写真
近所の畑の隅にモクレンの巨木があります。
寒い冬で開花が遅れていましたが昨日満開になりました。
そして自宅の庭にある沈丁花も満開です。
写真をお楽しみ頂けたら嬉しく思います。







アメリカの空母打撃群の脅しで核放棄する北朝鮮か?

2018年03月16日 | 日記・エッセイ・コラム
日本人の多くは北朝鮮を今にも攻撃しそうなトランプ大統領に驚愕していると思います。
今度は、穏健派のティラーソン国務長官に代えて軍事攻撃を主張しているポンペオCIA長官を国務長官にしたのです。
トランプ大統領は韓国や日本に大きな被害があっても北朝鮮を攻撃し、金正恩体制を崩壊させようと本気で考えているようです。なにせアメリカ一国主義ですから他国が戦乱に巻き込まれても意に介さないのでしょう。
勿論、5月のトランプ大統領と金正恩委員長との会談で、北朝鮮が核兵器の完全廃棄に合意すればアメリカの武力行使はありません。
今回、金正恩委員長が核放棄を言い出し、米韓軍事演習を容認すると言い出したのには晴天の霹靂のような驚きです。
平昌オリンピックに金正恩委員長の妹の金与正さんを派遣し、韓国大統領を北朝鮮へ招待したのです。
そして5月の米朝間の首脳会議が決まったのです。
私はこの急展開に驚きました。驚愕しました。
何故、こんな急展開が起きたのでしょうか?
多くのアメリカのマスコミは経済制裁の成果だと声高く報じています。
しかし私はそれも一部の原因でしょうが、大きな原因はアメリカの空母打撃群の脅しの成果だと考えています。そして空母打撃群の脅しだけでなく、トランプ大統領が本気で軍事攻撃も計画していると金正恩委員長が判断したからです。

アメリカには北朝鮮のスパイが沢山いると思われます。彼等から金正恩委員長へ集まってくる情報を分析した結果、トランプ大統領が本気で軍事攻撃を準備していると判明したのでしょう。北朝鮮の体制を永久に保持するためには、何があってもアメリカの軍事攻撃を避けねばなりません。トランプ大統領は従来のアメリカの大統領とは違い、狂気的な性格の持ち主なのです。
そして側近を次々クビにする独裁者なのです。危険です。
そこで金正恩委員長は態度を急に変えたのでしょう。
トランプ大統領はまだ9人もの高官や閣僚を更迭して、新しい体制で5月の米朝首脳会談に臨むと言われています。
この中には、セッションズ司法長官や非常に賢明なマクマスター大統領補佐官も含まれています。
自分の意に沿う人間で周囲を固め、トップダウンで「トランプ色」を政策に反映し、大胆で迅速な政策遂行を行うとしているのです。
金正恩委員長自身が提示した核・ミサイル実験の停止や米韓合同軍事演習の継続容認、非核化などの明確な合意に達しなければ、トランプ大統領はすぐに北朝鮮の武力攻撃を実行するのです。

このような最近の展開を見ている日本人の心境はどのようなものでしょうか?
日本には、まだ多くの人が平和憲法こそが日本の平和を守っていると信じています。
ですから多くの日本人はアメリカの武力攻撃の脅しがかくも有効であることに驚いています。金正恩委員長の政策を180度転換させたのです。
これは悲しむべき事実です。人類は高度に進化した生物とよく言われますが、まだ武力に依存しているのです。国際間の紛争を話合い解決出来ないのです。
北朝鮮だけではありません。シリア内戦では過去7年の間に35万人の人命が失われ、1200万人が難民になっているのです。
人類は高度に進化した生物であるとは到底信じられません。架空のことなのです。

今日の挿し絵代わりの写真は裏高尾の木下沢(こげさわ)梅林の写真です。昨日、撮って来ました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)