後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「今日の日記、車の保険、総合点検、買い物」

2020年01月04日 | 日記
お正月の三が日も過ぎ、今日は4日です。
午前中は「超大国のアメリカを支えている精神文化とは何か?」という記事を書きました。
午後にニッサン・ノートを購入した店に行って車の総合点検をして貰いました。丁寧に5年間乗りました。そのせいか何処も特に悪い所はありませんでした。このまま乗れそうなので保険の延長を申し込みました。
ついでに車検も申し込みました。
認知症の試験も100点満点で90点でした。厳しい実技試験も合格し運転免許はもう3年更新です。
今後も慎重に運転するつもりです。
車の総合点検の後スーパーに行って買い物をして帰宅しました。
車の総合点検の間に昨年の秋に撮った紅葉の写真をいろいろ想っていました。
車の総合点検をした店の写真と昨年の紅葉の写真2枚をお送りします。





超大国のアメリカを支えている精神文化とは何か?

2020年01月04日 | 日記・エッセイ・コラム
簡単に書いてしまえば超大国、アメリカを支えている精神文化はプロテスタント宗派のキリスト教です。アメリカのキリスト教はみな平等主義と自由主義が強いのが特徴です。
現在アメリカでは教会に行く人は少なくなっていますがプロテスタントの宗派の考え方はアメリカ人の心に焼き付いています。この考え方が超大国のアメリカを支えている精神文化なのです。
これは無神論者が多い日本でも大乗仏教の考え方が人々の心に焼き付いているのと同じ事です。
さてアメリカにはいろいろなプロテスタントの宗派があります。その一例としてバプテスト派があります。

今日はこのバプテスト派の考え方を分かりやすく書いてみたいと思います。
10年ほど前にバプテスト派の信者の原田英子さんに教わったことです。原田さんの亡くなったご主人がバプテスト派の牧師さんだったのです。
原田さんはご自分で教会付属の幼稚園を経営しながらキリスト教の布教活動を生涯して来たそうです。
彼女から「バプテストの信仰」という冊子を頂きました。
読んでみたら今までよく分からなかったアメリカ社会がはっきりと見えて来たのです。
一番多くのアメリカ人が信仰している教派がバプテスト教会です。
ですから、この宗派の教義が分かるとアメリカ社会がより深く理解出来るのです。
この宗派では 時々郊外の川で全身を沈めて洗礼をしています。ご覧になった方がいらっしゃると思います。
私も時々見て、何か狂信的で、変な教派と思い込んでいたのです。
ところがその全身浸礼式洗礼の他は一番近代的で、民主的な教派だったのです。
アメリカの民主主義を支えている信仰なのです。逆にアメリカの平等主義、自由主義が作りだした教派とも言えます。
その教派の教義は日本の佛教制度やカトリックの組織と比較しながら考えるとよく理解できます。
以下に教義を分かり易く個条書きにします。

(1)教会の牧師と信徒の間には身分的上下関係が全くありません。
全てが平等です。教会名簿にも牧師は信徒と同じ欄に書いてあります。したがってキリスト教の布教活動は牧師も信徒も同じように致します。
これに比べると日本の佛教制度ではお寺の住職さんが偉くて、檀家の人々より身分が高い事になっています。
仏教の布教はお坊さんや修業を終えた伝道師という専門家が行い、信徒はあまりしないのが普通です。この様子はカトリック教会と非常によく似て居ます。

(2) 各教会はそれぞれ独立した存在です。
教会の間のは上下関係や強固な連合組織を作りません。
一方、仏教では曹洞宗や日蓮宗という強固な宗派連合組織を作り、お寺の間にも本山や末寺という上下関係があります。
カトリック教会はこの寺の組織に似ていて、ローマ法王が世界の全ての教会の頂点に立っています。

(3)バプテスト教会では政教分離が徹底しています。
この考えは17世紀に出来たのですが、政教分離が徹底している国はアメリカだけと言っても過言ではありません。
ヨーロッパではキリスト教関連の政党があったり、税金から教会へ財政援助があったりで、アメリカ程厳密になっていません。 日本では皆様ご存知のように公明党は仏教の政党ですね。そして選挙のたびにいろいろな佛教宗派が選挙運動をします。

(4)バプテスト教会ではカトリックのような幼児洗礼を認めません。
成人して自発的に洗礼を決心した人にだけが全身浸礼式洗礼をうけます。 従ってバプテスト教会は自発意思による信仰契約集団の性格を持っています。契約社会の一つなのです。

(5)教会の因習や伝統行事よりも純粋に聖書に書いてあることを大切にします。
それは仏教やカトリックのように美しい祭壇や儀式を大切にする考え方と非常に違う考え方なのです。

アメリカにはいろいろなプロテスタントの宗派があります。
しかしアメリカのキリスト教はみな平等主義と自由主義が強いのが特徴です。
その一方南部バプテスト教会のようにアフリカ出身の黒人の宗教観の影響を受けているものもあります。

如何でしょうか?

下の写真は、福島第一バプテスト教会の風景です。出典は、http://f1church.com/ です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)






===参考資料====================
(1)バプテスト派の詳細は、https://ja.wikipedia.org/wiki/バプテスト教会 にあります。
(2)この記事の骨子は2011年5月23日に掲載しました。その記事について単立のバプテスト教会の牧師の川西 研二さまから以下のようなご指導を頂きました。是非お読みください。
・・・バプテストは、聖書主義(聖書を基準とし自分の考えや祈りその導かれたものやその答えも吟味する考え方)であるのは確かです。聖書主義の中に福音主義は含んでいます。
バプテスト派

聖霊は神として信じており認めています。
以下理由です。
バプテストは、イエスキリストを、自分の罪のために死んでくださって、よみがえられた、と信じ告白するものに父と子と聖霊の御名によって、バプテスマ(沈礼)を授けています。
父と子と聖霊の御名とは一つの名です。 御名御名と複数ではないです。そして同列で、聖霊も神とされています。
そもそも救い主の名は? あなたがたの前に立っているのは、あなたがたが十字架につけ、神が死者の中からよみがえらせたナザレ人イエス・キリストの御名によるのです。
「この方以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人に与えられていないからです。」使徒4章10~12・・・