後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「今日の日記、華屋与兵衛で食事、ロウバイと梅の写真を撮りに行く」

2020年01月06日 | 日記
午前中は「イランの司令官暗殺で緊迫するアメリカとイランの軍事衝突」という記事を書きました。
お昼ご飯は日野市の高幡不動の向こうの華屋与兵衛で摂りました。ドライブを楽しむため1時間弱走りました。
午後は小金井公園に行ってロウバイと梅の写真を撮りました。例年より開花が遅くやっと一本の木だけ咲き出していました。
ロウバイと梅の写真があまり淋しいので花園の写真を1枚撮りました。家内が撮った写真です。









イランの司令官暗殺で緊迫するアメリカとイランの軍事衝突

2020年01月06日 | 日記・エッセイ・コラム
私自身も平和ボケでした。イラクは親米政権が統治していて平和な国と思い込んでいたのです。イラク戦争でアメリカがイラク全土を占領し親米政権を作ったのです。
ところがそのイラクのバクダットでイランの大物司令官が反政府武装勢力を指揮していたのです。その司令官をアメリカが暗殺したのです。
私は非常に驚き正月気分も吹き飛んでしまいました。
以下の記事をお読み下さい。
BBCニュース、https://www.bbc.com/japanese/50980333 (2020年01月3日)
イラン革命防衛隊の精鋭部隊「コッズ部隊」のトップ、カセム・ソレイマニ司令官が3日、イラク・バグダッドで米軍の空爆によって死亡した。米国防総省は、「大統領の指示」によって司令官を殺害したと認めた。ソレイマニ司令官は、イラン国内できわめて重要で人気の高い、英雄視される存在だった。
米メディアによると、ソレイマニ将軍はイランが支持するイラクの民兵組織と共に車両でバグダッド国際空港を出ようとしたところ、貨物ターミナルの近くで、アメリカ軍のドローン空爆を受けた。
司令官はレバノンもしくはシリアから、バグダッドに到着したところだったという。複数のミサイルが車両2台の車列を直撃し、少なくとも5人が死亡したとみられる。
イラン革命防衛隊は、親イランのイスラム教シーア派武装組織のアブ・マフディ・アル・ムハンディス副司令官も死亡したと明らかにした。・・・
イラクの首都バグダッドでは昨年12月31日、米大使館の敷地内に群衆が乱入し、米軍と衝突する事態が発生。抗議行動は1月1日も続いた。国防総省は、大使館襲撃はソレイマニ将軍の承認を得てのものだったとしている。
ソレイマニ司令官はイラン政府において重要な存在だった。指揮するコッズ部隊はイランの最高指導者アリ・ハメネイ師の直属だとされ、その司令官のソレイマニ将軍は国民的英雄として扱われていた。
イランのジャヴァド・ザリフ外相は、司令官殺害を「きわめて危険で愚かなエスカレーション(情勢悪化)」だと呼んだ。
1と2番目の写真はこの記事に掲載されていたいたものです。

1番目の写真はイランのソレイマニ司令官です。  米国防総省はソレイマニ司令官の殺害を認めたのです。

2番目の写真はバグダッド国際空港の外で燃えるソレイマニ司令官の乗っていた車の残骸です。

さて私はもう一つのニュースでも大変驚きました。
それはイラクの議会がアメリカ軍のイラクからの完全撤退要求を可決したことです。
イラクには現在約5000人の米軍が駐留しています。この5000人へアメリカへ帰れと言っているのです。以下はこのニュースです。

「イラク議会、米軍の駐留終了を政府に要請-イラン司令官殺害受け」
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-01-05/Q3N4GOT0AFB501
Abeer Abu Omar、Layan Odeh、Dana Khraiche
2020年1月6日 1:57 JST
イラク議会は政府に対し、米軍の国内駐留を終わらせるよう求めた。米軍によるイラン革命防衛隊のソレイマニ司令官殺害を受け、イラン側は中東域内の米軍兵士や基地への報復を宣言している。
イラクのアブドルマハディ首相は5日、ソレイマニ司令官殺害を受けて招集された臨時議会で演説。「イラクと米国の間では信頼感が揺らいでいる」とし、イラク政府の許可なしに国内で外国軍が行動を起こすことはあってはならないと述べた。3番目の写真はこの記事に掲載されていたものです。

3番目の写真は米軍に暗殺されたソレイマニ司令官を追悼し、街頭に繰り出したイランの群衆です。

当然イランは報復攻撃をするでしょう。
トランプ大統領は、もしイランが報復攻撃をしたらアメリカ軍はただちにイランの52の基地を攻撃すると警告しました。

この様にアメリカとイランの緊迫した軍事対決は平和な日本に住んでいると分かりません。実感出来ません。
そして同しようなことが米軍が駐留しているアフガンでも起きています。
アメリカ国内ではイラクやアフガンから米軍引き揚げろという意見と、いやもっと増員しろという意見が対立しています。
トランプ大統領も次期大統領選のために一旦は駐留米軍の縮小をしましたが最近は逆に3000人の増加派遣をしました。
これはベトナム戦争末期の情勢と非常によく似ています。
将来アメリカは中近東地域から完全撤退する運命なのでしょうか?
それともイランと大規模な軍事衝突を繰り返し中近東地域から足が抜けなくなるのでしょうか?
中近東地域の平和を祈らざるを得ません。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)