後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「キリスト像の撤去まで求める過激な主張の根拠──黒人差別反対運動」

2020年06月30日 | 日記・エッセイ・コラム
この記事の題目は次のNewsweekの記事の題目そのままです。カトリックの私はショックを受けました。しかし読んでみると内容は悪いものではありません。
新聞や週刊誌の見出しは衝撃的なものが多いものですが、読んでとみると「ナーンだ」と感じるのです。
今回そのまま以下に転載する記事もそういう記事です。まあお暇があったらお読み下さい。

Newsweek, 2020年6月25日(木)
「キリスト像の撤去まで求める過激な主張の根拠──黒人差別反対運動」
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2020/06/post-93782.php

1番目の写真はお馴染みのイエス・キリスト像です。この像こそが白人による抑圧の象徴だという主張です。
<南軍の将軍や建国の父の彫像が次々に破壊・撤去されるアメリカで、キリスト像こそが白人至上主義のプロパガンダと攻撃される理由>
人種差別に対する抗議デモの広がりに伴い、南北戦争の記念碑などが次々に撤去されているアメリカで、ついにイエス・キリスト像までが槍玉に上がっている。
制度的な人種差別の象徴だとして、ツイッターでイエス像の撤去を呼びかけたのは、市民活動家のショーン・キング。脅迫コメントの殺到を受けて、「キリスト教白人至上主義者」の暴力を糾弾している。
「イエス像を撤去したら『おまえを殺す』という脅迫を、この48時間に約500件受けた。驚きはしない。キリスト教白人至上主義者の暴力性は今に始まったことじゃないからだ」──キングは6月24日にそうツイートした。
ミネアポリスで黒人のジョージ・フロイドが白人警官に拘束されて死亡した事件をきっかけに、アメリカでは長年にわたる組織的な人種差別に抗議するデモが広がり、各地で南軍の記念碑やコロンブス像などが破壊されたり撤去されたりしている。
キングは22日、「肌の白いヨーロッパ人」としてイエスを描いた彫像や壁画やステンドグラスなどは「白人優位主義の一形態」であり、「抑圧の道具」として創作された「人種差別主義のプロパガンダ」であるとして、破壊すべきだとツイートした。

「イエスは黒人だった」説
キングの主張は、現在のパレスチナで生まれたイエスが白人であるはずはなく、むしろ黒人だったはずだ、という説に基づいている。
白い肌のイエスを擁護する人々は、キリスト教という宗教ではなく、白人優位のイデオロギーを信奉しているのだと、キングは断じる。
「イエスは金髪碧眼でなければならないと言うなら、その人が信じているのはキリスト教ではなく、白人優位主義だ。この国では何百年間も、宗教としてのキリスト教ではなく、キリスト教の衣をまとった白人優位主義がまかりとおってきた」
キングのツイートは反発と嘲笑の的になったが、こうした過剰反応こそが自分の主張の「正しさを証明している」と、23日にキングはツイッター上で反撃した。
「私は敬虔なキリスト教徒で、正式に叙任された聖職者であり、長年主任牧師を務めてきた。キリスト教世界の内部における白人優位主義に対する私の批判が気に入らず、私を殺したいとまで思うなら、そう思う側に問題がある。一部キリスト教徒の白い肌へのこだわりは、いつの時代にも危険なものだった」
キングは浅黒い肌をしたイエス像をアップしている。英BBCがドキュメンタリー番組のために再現したイエスが生まれた当時のパレスチナの男性の顔だ。彼に言わせると、これは最もイエスの実像に近い描写だ。

2番目の写真は英BBCがドキュメンタリー番組のために再現したイエスの写真です。
キングはニューヨークのブルックリンに本拠を置く活動家で、かつては「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大事)」運動のリーダーの1人だったが、主宰する組織の不正会計疑惑で激しい批判を浴びた時期もある。
その組織「ジャスティス・トゥギャザー」は、警察の暴力の被害者と家族を支援する名目で寄付を募っていたが、既に解散。2万7500ドルの寄付金の払い戻しを要求されたが、いまだに応じていないという。
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2番目の写真を見ても私は驚きません。イエス様のお姿は私にとってどうでも良いのです。
一番大切なことがイエス様の教えを書いた新約聖書の中身なのです。信仰とはそういうものなのです。
イエス様は中近東のベツレヘムで生まれました。人種的にはアラブの血の混じった地方です。私は昔からイエス様のお顔は浅黒く、しかし立派な表情をしていたと信じていました。
2番目の写真のイエスの写真はアフリカの黒人の顔です。それも悪くはありませんが、アラブの血の顔は浅黒いのです。

見出しのショックを受け、読んでみたら大した記事でありません。しかし人種差別運動はここまで徹底するのかと考えさせる記事なので敢えてご紹介いたしました。

「甲斐駒岳の麓に遊び花と森の写真を撮る」

2020年06月30日 | 日記・エッセイ・コラム
山梨県の西に甲斐駒岳と八ヶ岳があります。麓は北杜市という広大な高原です。昨日は甲斐駒岳の麓にある山小屋に遊び花と森の写真を撮って来ました。今日はその写真をお送りいたします。

1番目の写真は昨日の甲斐駒岳です。昨日は青空でしたが甲斐駒岳は厚い雲に覆われていました。甲斐駒岳は標高3000m近くあり頂上が白い花崗岩で覆われている美しい山です。

2番目の写真は甲斐駒岳の麓に咲くタチアオイの花です。

3番目の写真も同じ花畑に咲く花の写真です。

4番目の写真は色とりどりなタチアオイの花です。

5番目の写真は甲斐駒岳の麓の森に入って行く道です。美しい雑木林に囲まれた道です。

6番目の写真は奥深い森に囲まれた私の小さな小屋です。小屋の中で家内と昼食のオニギリとシュークリームを食べて来ました。窓の外には鬱蒼とした樹々が見えます。遠方でホトトギスが鳴いています。

7番目の写真は小さな小屋のまわりの森です。
帰りに45年前から世話になった牧場主の家にお土産のお菓子を届けました。そうしたら桃を一箱貰いました。山梨県はコメとブドウとモモの有名な産地なのです。温かい人情に触れたようで幸せな気分で帰って来ました。楽しい老境の一日でした。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)