後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「本当に春が来た!花の写真を撮りに行きました」

2022年03月16日 | 写真
ここ数日は気温が24℃位で本当に春が来たようです。
その本物の春の花を探して写真を撮って来ました。近所の園芸農家です。
小金井市の以前は園芸農家が沢山あったのです。次第に宅地になり現在を数軒しかありません。園芸農家の風景は江戸時代とあまり変わっていないと思い、何故か豊かな気分になります。
そんな写真をお楽しめ頂ければ嬉しく存じます。





「ウクライナ侵攻のロシア軍の弱さとマリーナの義憤」

2022年03月16日 | 日記・エッセイ・コラム
ウクライナ情勢に関する幾つかの最新報道をお送り致します。
(1)ウクライナへ侵攻したロシア軍の弱さ
「ウクライナ侵攻で露呈「ロシア軍」驚くべき脆弱さ」
The New York Times、2022/03/12 8:30https://toyokeizai.net/articles/-/538388
戦争では「物量が物を言う」。これが軍幹部らの常識だ。
だが、ヨーロッパにおいて1945年以来で最大の地上戦となったウラジーミル・プーチン・ロシア大統領のウクライナ侵攻から2週間が経過し、他国が恐れ、見習うべきとされてきたロシア軍のイメージは砕け散った。
ウクライナ軍はあらゆる面でロシア軍に見劣りしているにもかかわらず、敵の進軍をどうにか食い止めている。アメリカ当局によると、ウクライナ兵に殺されたロシア兵の数は少なく見積もっても3月7日時点で3000人を超えた。
ウクライナはロシア軍の空挺部隊を乗せた輸送機を撃ち落とし、ヘリコプターを撃墜、アメリカの対戦車ミサイルとトルコが開発した攻撃用ドローンを使ってロシア軍の車列に穴を開けていると、アメリカの当局者は情報機関の分析を引き合いに出して語った。

1番目の写真はウクライナに侵攻したロシアの戦車を積んだ列車です。

2番目の写真はウクライナに展開したロシアの戦車です。

(2)ウクライナ将兵1300人戦死、一方ロシア兵は12000人戦死
「ウクライナのゼレンスキー大統領、自軍の損害を初公表」
2022/3/13 、https://www.sankei.com/article/20220313-L7LRJDOQ3BJFBJCYGRMYTFCUHI/
ロシアによるウクライナ侵攻で、ウクライナのゼレンスキー大統領は12日、先月24日の侵攻開始以来、ウクライナ将兵約1300人が戦死したと述べた。ウクライナメディアが伝えた。ウクライナ側が侵攻による自軍の損害を発表するのは初めて。
ゼレンスキー氏は一方で「ロシア軍は1万2千人の損害を出している。(損害率は)1対10だ」と強調。同氏は「ウクライナは100%勝つ。ロシアが100万人を連れてきても、ウクライナ国民を支配するのは不可能だ」などと述べ、国民を鼓舞。交渉による停戦を改めて求めた。
双方の損害をめぐっては、露国防省が2日、自軍の将兵498人が戦死したと発表する一方、ウクライナ将兵2870人以上を殺害したと主張していた。
米国は8日、ロシア軍の人的損害は2千~4千人に達していると分析した。

(3)生放送乱入のマリーナの義憤・・生放送乱入の局員の反戦の叫び
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2022031500226&g=int
ロシア政府系テレビの生放送中に「戦争反対」15日 8時40分ウクライナをめぐる反戦デモの取り締まりが続くロシアで、政府系テレビ局の生放送中にテレビ局の女性スタッフが「戦争反対」と書かれたプラカードを掲げ画面に映り込みました。スタッフは当局に拘束されたということです。
ニュースを読む女性キャスター。その後ろに突然、「戦争反対」と書かれたプラカードを持った女性が映り込みます。プラカードには、「プロパガンダを信じないで。あなたはだまされている」というメッセージ。

3番目の写真は14日夜のニュース番組の生放送中の場面です。
これはロシアの政府系テレビ局「第1チャンネル」で14日夜のニュース番組の生放送中に起きた出来事です。画面が別の映像に切り替わった後、女性の姿は消えました。
ロシアメディアによりますと、乱入したのはテレビ局のスタッフで、警察当局に拘束されたということです。 

(4)ロシアの国営テレビで14日、反戦を訴えたマリーナさんの話
2022/3/15 、https://www.sankei.com/article/20220315-I73URLQAQ5JF7HVXOH7M3AUFXU/

4番目の写真はマリーナ・オフシャンニコワさんです。

ロシアの国営テレビで14日、反戦を訴えたマリーナ・オフシャンニコワさんは事前にビデオメッセージを収録していた。発言の全文は次の通り。
・・・今ウクライナで起きていることは犯罪だ。そしてロシアは侵略国家だ。その侵略の責任は、プーチン大統領にある。私の父はウクライナ人で、母はロシア人だ。これまで一度も敵対したことはない。(ロシアとウクライナの国旗の色があしらわれた)私の首にかかるネックレスは、ロシアが今すぐに、同胞を殺す戦争を止めねばならないという象徴だ。私たち兄弟国は、まだ和解ができるはずだ。
残念ながら、私は過去何年もの間「第1チャンネル」で働き、クレムリンのプロパガンダを広めてきた。今は、それを本当に恥ずかしいと思っている。テレビ画面を通じ、ウソを伝えることを許してきたことを恥じている。国民を、何も考えないようにすることを許してきたことを恥じている。
すべてが始まった2014年、私たちはただ黙っていた。クレムリンがナワリヌイ氏を毒殺しかけたとき、私たちは抗議集会に行かなかった。この非人間的な政権をただ黙って見ていた。
そして今、世界中が私たちに背を向けてしまった。私たちの子孫は今後10世代にわたり、この兄弟殺しの戦争の恥を洗い流すことはできないだろう。
私たちロシア人は思考力があり、賢い。私たちの力だけが、この暴挙を止めることができる。抗議集会に参加してほしい。何も問題はない。彼らは私たち全員を拘束することなどできないのだから。・・・

今日はウクライナ情勢に関する幾つかの最新報道をお送り致しました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)