雨模様の金山緑地も秋の情緒で良いと思い、先程車を駆って写真を撮って来ました。家内が撮りした。
雨模様の池や緑地の写真をお楽しみ下さい。
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2番目の写真を見ると、一番上の曲線の日本のGDPの合計値は、1997年でピークとなった後、減少および停滞をしており、リーマンショックを底にしてまた上昇傾向になっているという傾向が読み取れます。最近では上昇傾向にあるものの、長期視点で見れば、長い間停滞していることが分かります。1997年のピークを超えたのは、2015年になってからのことで、なんと日本は20年以上もほぼ経済が成長していないということになります。
(2)主要国で経済成長がない日本
つぎに他の国々の経済成長と日本を比較して見ましょう。
3番目の写真は各国のGDPの年度による変化です。ドル換算値で示しています。中国、ロシア、インド、などのGDPの年度による変化にご注目下さい。単位はG$(ギガドル)です。ギガは10の9乗です。
さて、このグラフを見てみると、まず目につくのが、米国の圧倒的な存在感と中国の急伸ぶりです。そして日本の停滞は顕著ではないでしょうか。1995年までは、ドル換算値でも日本のGDPは右肩上がりでしたが、その後停滞しています。
その間も米国はずっと成長し続けています。さらに、中国が急伸して日本を抜き去りました。また、日本はドイツなどの他の先進諸国に追い上げられている状況も見て取れるのではないでしょうか。こうして見ると、経済が停滞しているのは、主要国では日本だけのようです。
GDPはその国の経済規模そのものを表しますので、中国は今や世界第2位の経済大国です。日本は第2位から第3位へと転落しているわけですが、このままだとその地位すら危ういように見えます。
(3)日本停滞の間に米国は4倍、中国は3倍の規模に
つぎに各国の2018年のGDPの比較を見てみましょう。
4番目の写真は 2018年のGDPの国別比較です。 ドル換算です。
2018年の日本のGDPは「世界第3位の経済大国」という立場を維持しています。しかし、その相対的な水準は1990年代と比べると大きく低下しています。首位米国の約4分の1の水準で、中国と比較しても約3分の1という状況です。4位のドイツとの差も縮まっており約1.3倍という水準となっています。
つまり、1990年代と比較して米国との差は大きく広がり、最近抜かされたばかりの中国はすでに日本の3倍の経済規模になっています。また、ドイツをはじめとするその他の国々との差も詰まっています。国内で20年以上も経済が停滞している間に、国際的な存在感は明らかに低下していることが明確に示されているのではないのでしょうか。
(4)経済が成長しなくなった日本経済
5番目の写真は1980年の各国のGDPを1.0とした場合の、成長率を表したグラフです。1980年の時点に対して、何倍になったかを数値として表現しています。
5番目の写真は1980年を1.0とした場合の各国のGDP成長率推移 です。
この図はゴチャゴチャして見にくい図ですが以下のことを示しています。
この40年ほどで、カナダや米国は約7倍、イタリアが約8倍、フランスが約5倍で、低成長のドイツでも4倍近くGDPが増大しています。中国や韓国はもはやこのグラフの枠に収まらない成長率となっています。
ただ、日本だけ1990年ごろから停滞が続き、2019年で2倍強といった低成長となっています。どうやら日本はそもそもの国全体の経済活動自体が停滞しているようです。 現在、日本は世界第3位のGDPを誇る「経済大国」という立場を維持しています。しかし、経済が停滞し続けていることで、その存在感は年々薄れてきているようです。今後もこの傾向が続くようだと、世界第3位を保ち続けるのも難しいかもしれません。
(5)世界の1人当たりGDP 国別ランキング
2021年の世界の1人当たり名目GDP 国際比較ランキングです。
各国の1人当たり名目GDPと国別順位を掲載しています。
1位、ルクセンブルク、2位、アイルランド、3位、スイス、4、ノルウエイ、5、シンガポール、6、アメリカ、・・・28位、日本、29、イタリア、30、韓国・・・32,台湾、・65位、中国、66位、ロシア・・・となっています。
以上を要約すると以下のようなことが明白になっています。
(1)日本のGDPは20年以上も停滞
(2)主要国で経済成長がない日本
(3)日本停滞の間に米国は4倍、中国は3倍の規模に
(4)経済が成長しなくなった日本経済
(5)世界の1人当たりGDP 国別ランキングでは日本は28位
かいつまんで言えば日本の経済規模は世界で第3位を維持しつつも20年間も停滞しています。その間に中国は日本を抜き去り、さらに韓国や台湾の経済成長は急です。
日本は今のところ大丈夫ですが日本を取り巻く国際環境は将来一段と厳しくなることは確実す。皆様はこのような情勢をどのようにお考えでしょうか?
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)