秋は歓喜の季節です。澄んだ高い空に白い雲が美しい模様を描いてくれます。
空気も程よく乾燥して爽やかな風が頬を撫でて行きます。
蒸し暑くて耐えられなかった長い夏を辛抱した後で、このような爽快な日々が来るのです。歓喜です。
その上樹々の葉が黄色や赤く変わって野山を飾ります。
昔は紅葉して落ちた葉を集めて庭で落ち葉焚きをしたものです。そのかぐわしい煙の匂いが懐かしいです。
今日は以前に家内が撮った秋の空と紅葉の写真をお送りします。ここ東京近辺では10月中はまだ紅葉になっていません。樹々が彩る季節が待遠しいです。
1番目の写真はでは相模湖の上の秋空です。薄く筆で白く描いたような秋独特の雲が広がっています。秋独特の雲と言えば鯖雲や鰯雲や羊雲ですが、すぐに消えてしまうので肉眼でしか楽しめません。写真をお送り出来ないのが残念です。
2番目の写真は山梨県の甲斐駒岳の山麓の秋の色です。褐色に近い秋の色も美しいものです。
3番目の写真は山梨県の昇仙峡の上のダム湖の黄葉の風景です。水面に黄葉が映っていて美しい風景です。
続いて2016年10月に撮った北海道の支笏湖の風景写真をお送りします。そして2015年の11月に撮った茨城県の袋田の滝の紅葉の写真をお送りします。
4番目の写真は支笏湖です。
5番目の写真は支笏湖の岸辺のナナカマドの樹です。ナナカマドの実が美しい紅色になっています。北海道の紅葉は本州の紅葉より色あざやかです。
6番目の写真は高低差が大きく何段にもなっている袋田の滝です。周りの紅葉が美しく滝を飾っています。
7番目の写真も袋田の滝です。写真の左には昔の滝の展望台が写っています。昔はこんな高い展望台まで歩いて登って行ったのです。新しい展望台にはエレベーターがついています。
自然の風景や花々を愛するのは日本民族に限ったことではありません。
しかし緑豊かな山々に囲まれ、花々が溢れるように咲き、秋には紅葉が野山を飾ります。
このように自然が四季折々美しい国はそんなに多くはないのです。
その上、緑に覆われた列島は美しい海にかこまれているのです。
それは幸運なことです。日本民族はその美しい風景に魂を吸いとられ、一層強く自然を愛し、崇敬していると思います。
これから紅葉や黄葉が益々美しくなります。
皆様も野山に出て紅葉を楽しむように祈っています。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)