後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「広重が江戸時代に描いた小金井橋の櫻の現在」

2023年03月24日 | 日記・エッセイ・コラム

広重の「江戸近郊八景之内 小金井橋夕照」に描かれている小金井橋の櫻が現在でも咲いています。もっとも桜木は何代か後の木です。小金井橋は小金井街道と五日市街道の交差点にあります。広重の絵と何代か後の木の櫻の花の写真をお送り致します。広重の絵にある大きな川は玉川上水です。五日市街道は玉川上水の向こう側(北側)を上水に沿って現在も通っています。


「生涯で一番楽しかったこと」

2023年03月24日 | 日記・エッセイ・コラム

私は晩期高齢者です。明確な定義はありませんが晩期高齢者は85歳以上と勝手に定義しています。晩期高齢者になって自分の一生を振り返るといろいろなことがあったものです。悲しいことも楽しいいこともありました。

そこで今日は自分の一生で一番楽しかったことを書いてみたいと思います。甲斐駒の麓に小屋を作り遊んだことです。その小屋に関する写真を示します。

1番目の写真は甲府盆地の高速道路から見える残雪の南アルプスの主峰部分です。私の小屋はこの甲府盆地の西端の甲斐駒岳の麓にあります。

2番目の写真は山林の小屋に登る道です。少年の頃よくこのような雑木林の中で遊んだことを思い出して実に楽しい気分になります。昔はこんな林の中にシジュウカラやメジロやウグイスなどの野鳥が沢山いたことも思い出します。

3番目の写真は雑木林の中の山道を2kmくらい登りきった所にある山小屋です。

4番目の写真は山小屋の庭を流れる小川です。一年中水が涸れないで流れています。

5番目の写真は小川の水量の多い夏に撮った写真です。
家の庭に小川が流れている光景は東京では考えられません。小川が庭にあるだけで興奮します。楽しい気分になります。この小川には小さなカエルは棲んでいますがサワガニやカジカは棲んでいません。以前は岩魚がいましたが最近は姿が見えません。私の幼稚な水遊びはいろいろありますが、岸の砂をスコップで移動させて蛇行する流れを直線にしたり、その下流に大きな堰を作って池を作って遊ぶことです。
小川に溜まった落ち葉を熊手で掃除して美しい川砂が見えるようにすることも楽しいのです。ようするに小川と戯れるのです。

今は大学生になった孫達が幼児だった頃に夏のこの小川で水浴びをしていたことも思い出します。夏には必ず水浴びをしていたものです。
そして夏になると大きなオニヤンマが小川の上を盛んに飛んでいます。その幼虫は小川に棲んでいるようです。
私も昔は毎年夏になると田舎の祖父母の家に行って近所の小川でサワガニやカジカを手で捕ったものです。私の祖父は兵庫県の曹洞宗の正林寺の住職でした。そのお寺は大阪駅から山奥に入った兵庫県にありました。
毎年夏のお盆になると一家揃って兵庫へ里帰りするのが習わしでした。
蒸気機関車で東北本線で上野まで行き電車の東海道線に乗り換えて大阪駅まで長い汽車の旅でした。

山林の中の小川と遊ぶとそんなことまで思い出します。数々の楽しい幼児体験も走馬燈のように思い出します。
ところでこのような川遊びは家内も大好きです。昼食も忘れて何時までも小川と遊んでいます。
考えてみると家内の小川遊びは若い頃から続いています。大人になっても幼児性が抜けないのです。
本人はそのせいで何時までも若いと自称しています。その自慢を私は聞き流し、あえて反対しないことにしています。
今日は晩期高齢者になった私の一生で一番楽しかったことを書きました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。 後藤和弘(藤山杜人)