篠原勝之さんは1970年代のアングラ劇のポスターを描いていました。
その「戯れの魔王」など、もう少しご紹介します。
1番目の写真はムンク版画展のポスターです。
2番目の写真は状況劇場の「腰巻おぼろ」のポスターです。
3番目の写真は状況劇場の「下町ホフマン」のポスターです。
4番目の写真は「うつろう」、1996年、高知県 中村市の公園に常設展示してあります。
この写真と続く3枚の写真の出典は、http://www.kuma-3.com/jousetsu/index.html です。
5番目の写真は「感謝的大地」、1993年、中国.内モンゴル自治区.昭和草原に常設展示してあります。
6番目の写真は「森の記憶」、2002年、高知県春野市の公園に常設展示してあります。
7番目の写真は「ゆら水」、2009年、山梨県北杜市の野外に常設展示してあります。
篠原勝之さんは16歳で室蘭の家を出奔してから、30年間家に帰らず、アングラ劇のポスターを描いたり大きな鉄板の造形作品を作ってきたのです。その自分の一生を小説として書いた[骨風」などの本もあります。クマサンの自叙伝的な短編小説集です。
30年間会わなかった母との再会、そして十数年後の死別の悲しみが読み易い文章で書いてあります。
篠原勝之原勝之さんは独創的な造形芸術家だけでなく優れた小説家なのです。
私が思うには篠原勝之さんがアングラ劇のポスターだけを描いていたら腕の良い職人に過ぎなかったでしょう。鉄の巨大な造形芸術に挑戦したので世界的な芸術家になったと思います。彼はイタリアで個展も開催して、その大きな作品は海外にも展示されているそうです。
篠原勝之さんは徒手空拳で上京し一流の世界的な造形芸術家になったのです。彼の努力と才能に深い敬意を感じています。
篠原勝之さんの「戯れの魔王」などをもう少しご紹介しました。