昔から私は鮭が川を遡上する光景に憧れていました。その光景を想像するとロマンティックな気になります。鮭の遡上の光景を見たいという夢は北海道への旅でかないました。北海道の東部の中標津町の「サーモン科学館」で鮭の遡上を見たのです。
今日は北海道のサーモン科学館をご紹介したいと思います。そして本州の鮭の遡上の写真も紹介致します。
北海道の東の中標津空港から国道を真っ直ぐ東へ走って、太平洋に抜けたところに標津町という町があります。その町に流れる標津川は毎年30万匹の鮭や鱒が遡上することで有名です。その量は日本一とも言われています。
北海道の東の中標津空港から国道を真っ直ぐ東へ走って、太平洋に抜けたところに標津町という町があります。その町に流れる標津川は毎年30万匹の鮭や鱒が遡上することで有名です。その量は日本一とも言われています。
標津町は鮭漁からの収入で立派な「サーモン科学館」を作り、遡上する鮭や鱒を観光客へそのまま見せる魚道を作りました。標津川から魚道を「サーモン科学館」の中へ導き、そしてその側面をガラスにした施設です。
お客はその日に海から標津川へ遡上してした鮭や鱒をガラスの向こうに見ることが出来るのです。いろいろな種類の鮭や鱒が大小混じって遡ってくるのです。
私が訪問した前日の雨で魚道を流れ下る水が濁っていました。しかし大きな鮭や鱒が勢い良く登ってくる姿は明瞭に見ることが出来ました。感動しました。
下は家内がサーモンタワーの最上階から撮った写真です。まず太平洋へ流れ下っている標津川の写真です。
1番目の写真は鮭が遡上する標津川の写真です。
この写真の左端近辺から魚道を手前のサーモン科学館の館内へ導き入れてあるのです。河口からその日に遡って来た鮭や鱒がその魚道を通って、下の写真のように館内で見ることが出来ます
2番目の写真はに遡って来た鮭や鱒です。
よく見ると樺太マスや青サケや鼻曲がり鮭などいろいろな種類の魚が混じっているのです。
このサーモン科学館の全景を示します。高い塔はエレベーターで展望室まで上がれます。そこから標津川がよく見えますし、分流した魚道もはっきり見えます。
3番目の写真はサーモン科学館の全景です。
館内には巨大な水槽があり、鮭や鱒、そしてイトウやチョウザメなどが泳いでいるところを展示しています。
4番目の写真はは北海道の湿原にいるマボロシの魚のイトウです。2メートルにもなるそうです。
庭には公園のような池もあり白鳥が遊んでいます。
そして館内には捕れたての鮭を売っていて、全国へ発送してくれます。
また館内には立派な和食処があり海鮮を中心にした食事も出来ます。
「サーモン科学館」は平成3年9月にオープンされました。
「サーモン科学館」は平成3年9月にオープンされました。
さて鮭の遡上は北海道だけでなく日本列島の北部の河川でも見られます。
(「鮭」、https://salmoneel.com/salmonidae/oncorhynchus-keta/ )
日本における主な遡上は東北以北です。しかし自然分布の南限は佐賀県の松浦川とされています。日本海側では山陰以東、太平洋側では関東の利根川以北で毎年遡上がみられます。
5番目の写真は鮭の遡上が見られる範囲を示しています。
6番目の写真は多数の鮭の遡上が見られる河川です。写真の出典は、
「サーモンミュジアム」、https://www.maruha-nichiro.co.jp/salmon/fishery/02_02.html です。
日本海側の一例として村上の三面川(みおもてがわ)での鮭の遡上を示します。鮭の町、村上ではそれぞれの家庭で塩引き鮭を作るそうです。村上市庄内町は「鮭塩引き街道」として有名です。
毎年この時期になると大きな塩引き鮭が軒先にぶら下がっている風景写真が新聞にでます。
7番目の写真は新潟県、村上の軒先に吊るされた塩引き鮭の写真です。
写真の出典は、http://www.senamiview.com/blog/log/eid196.html です。
私の故郷の仙台の広瀬川でも毎年5000匹も遡上しています。
関東地方は利根川だけでなく那珂川、桜川、鬼怒川と多くの川で鮭の遡上が見られます。
8番目の写真は仙台の広瀬川に遡上した鮭の泳ぐ姿です。
なお広瀬川に遡上した鮭の動画:http://www.youtube.com/watch?v=9yq4wj0rMNA も是非ご覧下さい。
今日は北海道のサーモン科学館をご紹介しました。そして本州の鮭の遡上の例として村上の三面川で捕った鮭の塩引きと仙台の広瀬川の鮭の遡上の写真をご紹介致しました。
それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)