後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「写真で見る日光の魅力、中禅寺湖、龍頭の滝、戦場ヶ原、丸沼」

2024年12月10日 | 写真
日光と言えば、東照宮、華厳の滝、中禅寺湖、龍頭の滝、奥日光の湯の湖、戦場ヶ原、金精峠、日光白根山、そして幻想的な丸沼などと色々なところを思い出します。一言でいえばスケールの大きい景観の中に滝や湖が散在し神社仏閣もあり独特な魅力を持った地方です。
若い頃からドライブが好きで、群馬県の沼田から丸沼、金精峠を超えて日光へ裏から入るドライブコースが気に入り、何度も遊びに行きました。しかし普通の観光コースは逆に宇都宮から日光駅へ入り、輪王寺や東照宮を訪れ、それから「いろは坂」をバスで登り、華厳の滝や中禅寺湖を訪れます。
今日は華厳の滝、龍頭の滝、戦場ヶ原、丸沼などの日光の魅力を写真でご紹介したいと思います。総合的な観光案内書にはなりませんが多少なりともご参考になれば幸いです。
日光と言えば紅葉の頃が一番美しい景観になります。そこで紅葉の季節の日光の魅力を写真で順々にご紹介いたします。
1番目の写真から5番目の写真までの出典は、写真の出典は、https://aumo.jp/articles/25374 です。金精峠と丸沼の写真の出典は、https://tripnote.jp/gunma/osusume-koyo-places です。
1番目の写真は中禅寺湖から流れ落ちる華厳の滝です。展望台から見える滝は迫力があり日光で一番観光客が眺めに行くところです。
2番目の写真は中禅寺湖と男体山です。この湖の岸に中禅寺があり、ご本尊は有名な立木観音なのです。よく泊ったレイクサイドホテルはこの写真の手前の中禅寺の近くにあったので何度も中禅寺に遊びに行きました。
3番目の写真は中禅寺の北のにあるイタリア大使館の別荘です。中を開放していますので昔の内装や家具調度を見ることが出来ます。イタリアの貴族が駐日大使でであった頃の華麗な内装が印象的でした。
4番目の写真は中禅寺湖の西北にある私が一番好きな竜頭の滝です。竜頭の滝は20度くらいに傾斜した岩石の間を200m以上も激流が流れ下っているのです。激流が岩を噛み、飛沫を上げているのです。日光の奥深い魅力は竜頭の滝を登り、戦場が原を横切って湯元温泉に到る地域にあります。
5番目の写真は戦場が原です。竜頭の滝を登りきるといきなり広大な戦場が原に出ます。車を駐車場に入れ、しばし散策すると気分爽快になります。
6番目の写真は戦場が原の奥にある金精峠の風景です。この峠越えの自動車道を金精道路と言い、関越高速道路の沼田インターに繋がっています。景色の良い山岳地帯のドライブが楽しめます。
7番目の写真は金精道路の片品村にある「丸沼」です。丸沼は四季折々いつでも神秘的な雰囲気がある美しい沼です。
8番目の写真は東照宮です。3代目の将軍になった家光公が作った東照宮です。東照宮は東照大権現たる徳川家康を祀る神社なのです。
明治初年の神仏分離令以後、東照宮という神社と二荒山神社に別れました。 輪王寺と東照宮と二荒山神社は「日光の社寺」として世界遺産に登録されています。東照宮の隣には家光公廟の輪王寺大猷院もあります。
日光東照宮は流石に豪華絢爛で境内のなかに居ると異国の宮殿のなかへ迷い込んだような錯覚にとらわれます。
この日光東照宮は静岡県の久能山の東照宮がもとになっています。久能山のものはこじんまりした東照宮です。訪れてみると、海を見下ろす小山の上にあります。急な石の階段がはるか下へ伸び海岸通りへ続いています。久能山の東照宮の建築様式に従って、規模を各段に大きくしたのが日光の東照宮です。

さて日光の東照宮や輪王寺は中禅寺湖の遥か下の方にあります。鉄道の日光駅の近くにあります。そこから「いろは坂」を延々と登った 所に中禅寺湖が広がっています。戦場が原は更に上の高原にあるのです。
日光の紅葉の美しさは「いろは坂」を登った 中禅寺湖とさらに高い戦場が原付近にあります。
ところで人のあまり行かない中禅寺湖の千手ガ浜にはクリンソウの群生があり、それは見事な花畑になります。控え目の静かに咲いている様子が日本サクラソウに似ていて可憐です。
9番目の写真は千手ガ浜のクリンソウの群生です。3度ほど訪れましたが、遠方でもう行けません。かつて勝道上人が建てたという千手観音堂がありました。樹齢200年以上のミズナラやハルニレなどが林をつくる自然豊かな環境です。写真の出典は、https://www.travel.co.jp/guide/article/26490/ です。

JR日光駅や東武鉄道の日光駅の近くには老舗の「金谷ホテル」があり、その下の川には重要文化財の神橋がかかっていて、川を渡ると輪王寺の寺領が広がっています。
10番目の写真は「金谷ホテル」です。日光は何度も訪れました。よく泊まったところは中禅寺湖の岸にあるレイクサイドホテルでした。クラシックホテルの金谷ホテルにも泊まりました。
金谷ホテルにはチャップリンやヘレンケラ-など有名な人が泊りました。日本では一番古く明治5年に創業しました。部屋は古いのですが、ダイニングなどでのサービスが洗練されていてしかも寛げるのです。クラシックホテルの良さです。

今日は中禅寺湖、龍頭の滝、戦場ヶ原、丸沼などの日光の魅力を写真でご紹介いたしました。
日光はスケールの大きい景観の中に滝や湖が散在し神社仏閣もあり独特な魅力を持った地方なのです。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

「思い出のホテル(6)那須温泉の瑠庵とブリティッシュ・ヒルズ」

2024年12月10日 | 日記・エッセイ・コラム
那須温泉の瑠庵(ルアン)は旅館ですが食事が感動的に美味しいフランス料理でした。2016年に泊りました。夕食にダイニングのテーブルに座るとナイフやフォークが大小、数多く並べてあります。鮭のマリネのオードブル、新鮮なアスパラガスの温野菜、そしてソラマメの 冷たいクリームスープ、鯛・エビ・ホタテのソテー、那須牛フィレのアルル風ステーキ、最後にマロンケーキと紅茶のプリュレのデザートでした。普通のコース料理です。
しかし、驚いたことに味が格別良いのです。塩は控えめ、ふくよかで、奥深い味付けです。新鮮な材料の味が生かしてあります。魚介類の火の通しかたが絶妙です。凄い腕のシェフです。料理の味に感動して、改めて旅館のパンフレットにあるシェフの経歴を読んでみました。
鈴木三男さんという方で、15歳で料理に志し、上京します。三笠会館や有名ホテルで修業し、フランスやスイスで料理の修行をしたと書いてあります。帰国後は出身地の栃木県に戻り、那須・一望閣の姉妹館の瑠庵でシェフをしてきました。
家内がそのシェフと仲良くなって厨房で朝食のふわふわオムレツの作り方を教わり、写真も撮らせてもらいました。朝食後、我々のテーブルのそばに来て、素直そうな表情で深いお辞儀をして仕入れに出かけて行きました。

1番目の写真はシェフの鈴木三男さんです。家内が撮った写真です。
そして夕食のときワインを選んでくれたソムリエは五十嵐さんといい、那須の老舗旅館の一望閣の4代目だそうです。とても控え目な印象でお客さんとワインを大切にしている様子が分かり楽しい夕食になりました。
その上、旅館の玄関脇の建物ではフランスパンを焼いている職人が居るのです。数種類の焼きたてのパンが籠に盛り上げてありました。

2番目の写真は朝食ですが、フランスパンの職人が焼いた数種類のパンが籠に盛り上げてありました。
偶然とは言え、素晴らしいシェフとソムリエのお陰で夕食と朝食を楽しむことが出来ました。感動的な食事でした。
旅館はやっぱり泊まってみないと分からないと、今更がら人生には運、不運があるものと知らされました。
さてこの瑠庵から車で北上し福島県に入ると奥羽山脈の奥深くに忽然と建物群が現れます。ブリティッシュ・ヒルズです。そこには中世のイギリスの建物が10棟ほど霧にかすんでいました。
本格的な時代考証にもとづいて建てられ、内部の家具調度もイギリスから運びこみました。従業員もイギリス人が混じっています。とにかく本物のイギリスが有るのです。

3番目の写真はブリティッシュ・ヒルズの受付にたイギリスの女性です。

4番目の写真は霧にかすんだ中世のイギリスの建物です。

5番目の写真はブリティッシュ・ヒルズの風景です。中世のイギリスの建物が10棟ほどありました。
このブリティッシュ・ヒルズは佐野さんが2代にわたって作り上げたのです。
神田外語学院の経営母体の佐野学園の初代と2代目の理事長が25年間にわたって構想を温め、イギリスの歴史を研究しました。その成果にもとづいて1995年に完成しました。霧の中を歩きまわりながら「イギリスの中世の文化は重く、暗い。しかし、その底に文明開花の爆発力を秘めていた」、という感じが体得できます。領主の館の内部もつぶさに見ました。イギリス独特なミートパイの昼食もとりました。アフターヌーンティーもあります。
この様に、一国の文化を正確に伝えようとする施設は珍しいのでものです。
ブリティッシュヒルズの領主の館(Manor House)は200円の入場料で内部を見学できます。家具調度は17、18世紀のもの、図書館の数多くの本は皮表紙のものが多く、出版年代は1800年から1900年の間のものです。これも全て当時の領主の家の図書室にあったものだそうです。数冊の本を開いて目次を見ながら、ゆっくりすると当時に帰ったようで不思議な思いをします。ブリティッシュヒルズへ行った折にはぜひ領主の家の2階の図書室でゆるやかな時間をお過ごしになりますように。
ブリティッシュ・ヒルズも予約すれば宿泊可能です。イギリス文化愛好家はそうするそうです。ブリティッシュ・ヒルズの詳しい情報は、http://www.british-hills.co.jp にあります。

本格的なフランンス料理のお好きな方々へ那須温泉の瑠庵をお薦め致します。中世のイギリス文化がお好きな方々へはブリティッシュ・ヒルズをお薦め致します。

今日は那須温泉の瑠庵をご紹介し近くのブリティッシュ・ヒルズに展示してある建物や家具調度をかなり詳しく説明致しました。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘

「思い出のホテル(5)日光の金谷ホテルと中禅寺湖、竜頭の滝などの紅葉」

2024年12月10日 | 日記・エッセイ・コラム
紅葉の季節も終わりが近づいてきました。標高の高い山沿いは10月初旬から美しい紅葉や黄葉が華やかな風景になりました。
今日は日光の金谷ホテルをご紹介して、続いて中禅寺湖、竜頭の滝などの紅葉風景を示したいと思います。
1番目の写真は日光の金谷ホテルです。このホテルは現存する最古のリゾートホテルで国の登録有形文化財です。3度ほど泊りましたがサービスの質が高いのに驚きました。箱根の宮の下の富士屋ホテルと同じ雰囲気です。
階段の手すりに擬宝珠がついていたり、部屋のバスタブは猫足だったりして明治の香りが漂っています。夕食に出た鱒のムニエル等も当時の料理法かクラシックは感じでした。
雅楽の「笙」の奏者であった金谷善一郎がアメリカ人のヘボンを自宅に招き入れたのがホテルの始まりでした。
ヘボンは医師でありヘボン式ローマ字の考案者としても知られています。明治4年のことでした。写真の出典は、https://www.smbc-card.com/mem/hitotoki/watch/kanaya_hotel.jsp です。

2番目の写真は金谷ホテルの特別ダイニンフルームです。
3番目の写真は中禅寺湖の「半月山展望台」から見た男体山と中禅寺湖です。
紅葉の八丁出島と秋深まる男体山の風景が静まりかえっています。
中禅寺湖とは湖畔の立木観音を本尊にした中善寺という古いお寺があるのでそういう名前の湖になったのです。どっしりとした本堂があります。
写真の出典は、https://www.pixpot.net/articles/u_d_view/364/hangetsuyama-nikko です。
4番目の写真は竜頭の滝の紅葉です。この写真は竜頭の滝の一番下の滝でここから中禅寺湖に水が流れ落ちています。滝の一番下の龍頭乃茶屋から撮った写真です。
写真の出典は、https://imatabi.jp/theme/16452 です。
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5番目の写真は竜頭の滝の上の方です。多量の水が勢い良く流れ下っている光景は圧巻です。滝の一番下の龍頭乃茶屋から一番上の橋まで300mほどこのような急流が続いています。
写真の出典は、https://www.360navi.com/13tochigi/03chuzenji/03ryuzu/ です。
6番目の写真は戦場ヶ原の草紅葉の写真です。ここは広い湿原でここが水源になり湯の滝、湯ノ湖、竜頭の滝と流れ中禅寺湖へと流れ込みます。
なお戦場ヶ原は関東で最も綺麗に星空が見られる場所として有名です。
写真の出典は、https://matome.naver.jp/odai/2144242184146337601/2144248810399454803 です。
7番目の写真は観光客に公開されている元イタリア大使館の別荘です。現在は栃木県が所有しています。場所は立木観音の中禅寺の先にあります。訪れると優雅な気分になります。
写真の出典は、https://minkara.carview.co.jp/userid/396979/spot/406301/ です。

今日は日光の金谷ホテルをご紹介して、続いて禅寺湖、竜頭の滝などの紅葉風景をご紹介しました。なお華厳の滝やいろは坂の紅葉も美しいのですが割愛しました。

 それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)

「思い出のホテル(4)白馬東急ホテルと遥かな八方尾根」

2024年12月10日 | 日記・エッセイ・コラム
白馬東急ホテルは何度も泊まったことがありました。あれは子供がまだ小さかった50年以上前のことだったでしょうか。そのホテルは信濃大町の奥、木崎湖や青木湖のさらに奥の八方尾根や白馬連峰の下の高原にありました。当時の古いホテルはスイスの山岳ホテルのような三角屋根の木造でした。部屋は屋根裏部屋の感じのような内装で、小さな縦型の窓がついていました。庭には芝生が広がり、その向こうは森になっています。古いヨーロッパのホテルの雰囲気でした。その森を抜けると白馬連峰が見渡せるのです。近くのゴンドラに乗ると八方池まで登れたのです。そこからは八方尾根の向うに広がる白馬鑓ケ岳、杓子岳、白馬岳、小蓮華岳などがパノラマのように見えたものです。その初めての旅は私ども家族にとっては非常に印象深い旅でした。
その思い出があるので、その後も数回、白馬東急ホテルに行きました。家内の両親と泊まったこともありました。義父が、坂倉準三氏の設計した屋根の形を気に入ってました。またフレンチのコースも美味しいと喜んでくれました。
白馬東急に泊まり、次の日は上高地へ行く一泊二日の小さな旅をしたこともあります。その白馬東急ホテルにまつわる写真を示します。

1番目の写真は安曇野のあるガラス工芸店の店先から撮った白馬連峰の写真です。
写真には白馬岳(2932m)、杓子岳(2812m)、そして白馬鑓ケ岳(2903m)が写っています。

2番目の写真は、ホテルの庭先の森を横切って眺望の良いところに出て撮った白馬連峰の写真です。

3番目の写真もホテルの庭先の森を横切って撮った白馬の主峰です。
白馬岳に登り、その日本一の大雪渓を渡るのが学生時代からの夢でしたが、見果てぬ夢に終わってしまいました。
4番目の写真は白馬東急ホテルの中庭の風景です。

5番目の写真もホテルの中庭の風景です。ホテルの中庭は50年前と同じように芝生が広がっています。しかし樹木が50年間で大木になっています。夜は静かなダイニングで正式のコース料理を食べ部屋に帰りベランダで夜の庭を見ながらビールも飲みます。
白馬東急ホテルの近くには山に登るゴンドラがあります。兎平まで登れます。
ゴンドラの終点は標高が1400mと高く、その大きな展望台からは北に戸隠山や飯綱山が見えるのです。

6番目の写真はゴンドラから撮った白馬東急ホテルです。後ろの山々は白馬鑓ケ岳、杓子岳、白馬岳、小蓮華岳などです。

7番目の写真は八方尾根に上がるゴンドラです。
このゴンドラの終点は標高が1400mと高く、空気が澄んでいれば浅間山や八ヶ岳、南アルプスの峰々や富士山まで見えるそうです。ゴンドラの駅の周辺は青草の茂るスキー場です。

 8番目の写真は兎平に上がるゴンドラの下に広がるスキー場です。
ゴンドラの終点の兎平からさらにスキー用のリフトを2つ乗りつなぎ、そこから90分登れば八方池です。健脚だった頃は何度か八方池まで登ったものです。

今日は「思い出のホテル」の(4)として白馬東急ホテルと遥かな八方尾根をご紹介いたしました。
白馬山麓は遠方すぎてもう行けませんが、白馬東急ホテルのことは絶対に忘れません。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)