後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

庭に咲く花々の写真をお楽しみください

2009年04月22日 | 写真

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小さな庭ですが家内が色々な花を植えています。今日は留守なので勝手に写真を撮って掲載しました。上の写真の最後の2枚は家内が植えたものではありません。

他の写真の花々をよく見ると、全て小さくて可憐な花ばかりです。色の強い洋花を買ってくるとあまり賛成しません。花々の好みは人によって随分違うようです。昨年、ネット友人からもらって来たクリンソウの芽が出ないのを毎日気にしています。

特に珍しい花々ではありませんが、写真でお楽しみ頂ければ嬉しく思います。(終わり)


先輩後輩関係を重視する日本文化が独特の権力・汚職構造を作る

2009年04月22日 | 日記・エッセイ・コラム

人間は権力を持つと性格が変わったように非人間的なことを平気で言ったり、行ったりするものです。それが厭なら組織に所属せず、下の写真のようにラオスやブータンの服や布を売って、アジアの国々で独り、のんびり暮らせば良いのです。ひかるのさんの布や服の展示即売会については4月20日掲載記事にあります。

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今日は、先輩後輩関係を重視する日本文化が独特の権力・汚職構造を作ることを解明したいと思います。日本で権力を持っているのは、政治家、官僚、大会社の管理職についている人々です。
親分肌の人は後輩の面倒をみます。金銭的な面倒も見ます。
そういう人をなんとなく尊敬します。これが日本文化の特徴で、欧米には無い考え方です。だからと言って、日本文化が劣っていると主張しているのではありません。文化には優劣が絶対にないのです。
政治家への寄付を個人献金だけにしても、この日本文化が変わらなければ欧米流の民主主義は根付きません。
アメリカでは個人献金で集めたお金は自分だけの政治活動へのみ使います。子分へ回しません。それをすれば個人献金した人へ対する裏切り行為になるのです。
小沢一郎氏はある党の党首です。子分の金銭的面倒もみます。大金が必要です。しかし、政治資金規正法を改正して個人献金だけにしても、小沢氏は相変わらずお金を子分へ回すでしょう。派閥政治は無くなりません。
アメリカ流の個人主義が徹底しないかぎり、日本的な汚職構造が消えないと思います。日本文化の中から汚職構造を無くしたいと皆が思っています。しかし文化というものは悪も善も表裏一体なのです。
検察陣が突然、野党の党首を攻撃するのも検察陣の予算と権力拡大の目的があるかも知れません。しかし、それも日本文化の一部なのです。
マスコミでは小沢氏のみを攻撃する傾向があります。しかし日本文化に根ざした現象であるという意見は出ません。皆様はいかにお考えでしょうか?

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。  藤山杜人


何故、政治にお金がかかるのですか?

2009年04月21日 | うんちく・小ネタ

先日、このブログで「政治家だけを非難するのは間違いではありませんか?」という題目の記事を掲載しました。それに対して、annanさんという方から以下のようなコメントを頂きました。

=====annanさんのコメント====================

直接に満足にお話できた政治家は多分、三方しかおりませんので、それをもって代表するのは、あまりに乱暴である事を先ずはお断りします。
お話できた政治家は個人個人にはそれぞれに素晴らしい方々でした。それが政治家となった時に、何故個人の良さが消え失せてしまうのでしょう。その方の生き様の信念・哲学の問題しょうか?
政治家に限らず経営者にも言えることですが、個人としては皆さん尊敬に値する方々がほとんどですのに、何故その良さが仕事で表現されないのでしょうか。
私は、公私に別の人格・コンプトがあることは美しい生き様とは思っておりません。政治家や経営者が公私一貫したコンセプトで活動しけば、企業献金など些末な問題だと考えます。どのような制限を付しても如何様にも抜け道があるのはこの世の常ですので、要は基本となる考え方の美学ではないでしょうか。
そういった意味で美学のある政治家が少なくなったと残念に思っております。

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このannanさんは「端坐斜眼」という優れた政治・社会批評ブログを書いていらっしゃいます。「検察が自分の組織のために野党をいじめる。それが時々、戦前の特高を連想させる」、「生活保護の相談に行ったら市役所は本気で対応しない。そこで市役所を国家賠償法違反で訴えた人がいる。賛成!、それも怠惰な役人根生を直す一つの方法かもしれない」などなどの鋭い意見が明解に書いてあるブログです。

そこで上にあるannanさんのコメントへ私のお答えを書きます。

政治家が自分の思想や考えを実行しようとすれば広く人々へそれを宣伝し理解してもらう必要があります。マスコミで宣伝するには莫大なお金が要ります。自分の考えを正しく理解してくれ、広い選挙区を歩きまわって他人へ説明してくれる人を多数そろえなければいけません。これは正当な宣伝・広報の費用です。いくら素晴らしい考えを持っていても多数の人が理解しなければ投票してくれません。民主主義にはお金が必要な場面が付きものなのです。小さな村の村会議員の選挙と違って、県会議員、国会議員となってくるに従って宣伝・広報の費用が莫大になります。だからと言って、違法な金の集め方をしても良いと言っているのではありません。この点を絶対に誤解なさらないでください。私の主張は、正しそうな候補者がいたら、個人的に応援するために、個人的な寄付をすべきだということです。会社や団体からの寄付を厳禁すべきと主張しているのです。ましてや国税を使って政党助成金を出してはいけません。公的な政党補助金は、草の根のような個人を基盤にした民主主義を破壊してしまいます。

さて、annanさんは、「個人として素晴らしい人は知っていますが、(選挙に勝って)政治家になった時に、何故個人の良さが消え失せてしまうのでしょう?」という疑問を投げかけています。

私の答えはこうです。「権力を少しでも持った途端に人間は豹変するのです」。

選挙に勝って国会議員という権力者になった途端に、尊敬すべき候補者が豹変し、自分の権力をもっと拡大するためのお金を集めることに狂奔し始めます。お金の亡者になるのですね。彼らの言い分は、「権力を握らないと、私の素晴らしい公約も実行できないのだ!」、そうですね。そんな理論で納得する人が多いから困るのです。

ここに民主主義の陥穽があるのです。人間の権力慾は縄文時代とちっとも変りません。権力慾を認めないと官僚機構や政治機構が作れないという悲しい事情が背景にあります。

annannさん、政治家や会社の経営者が美学を語っていたら権力増大やお金儲けに都合の良い場面だけで語ると思います。そんな事を書いていると自分がさびしくなりますので終わりに致します。公平でバランスの取れたコメントを頂いたのでつい蛇足を書いてしまいました。

失礼致しました。  (終わり)


美しい布に囲まれて、安らかに独りで・・・

2009年04月21日 | 日記・エッセイ・コラム

ひかるのさんは、まだ50歳前に見える若い方です。昨日、何となくこんな会話を交わしました。

「ひかるのさん、もう日本には帰ってこないのですか?」、「今、カトマンズに住んでいますが、日本には帰らないと思います」、「家族も居ないで、淋しくないのですか?」、「日本と違って、回りの人々が温かいのです」、「でも死ぬときはたった独りですよ」、「そうですね。寂しいでしょうね。でも向こうのほうが温かい気持ちで死ねるような気がします」、「何故そんなに東南アジアが好きになったのですか?」、「見て下さい。このように小さな布でも手織で、草木染めにして仕上げるのに3ケ月もかけるのです。そのような人々の気持ちが好きなのです」、そう言って柔和に笑う。

「心安らかな孤独死」というものがあるとしたら、ひかるのさんこそそれを迎えられる人です。私は確信します。

ひかるのさんは昨日の記事通り、4月26日まで神田、小石川町で「アジアの布展・ラオスからブータンへ」という展示・即売会を開催しています。是非、お出かけになって、展示してある野蚕の手織布などについて質問をして下さい。美しい布を説明するときの彼の目の光をご覧ください。目の奥にある豊か心の揺らめきを感じます。ああ、こんな心の美しい人も居るのです。ブータンの帯の写真を彼のブログから転載します。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。  藤山杜人

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フォトアルバム「中古ヨットの見分け方の写真集」へ5枚の写真を追加しました

2009年04月20日 | インポート

この写真集は中古ヨットを買う場合にご参考になりそうな写真を多数掲載しています。2007年11月に開設以来アクセス数が約5万件以上になり、現在でも相変わらず多くのアクセスがあります。今回は先日訪問したハンスクリスチャン43の関連写真を5枚追加しました。東京ベイヨットクラブのBambinoという艇で、房総半島の保田魚港に係留されている美艇です。船長さんはHootaさんで毎日ブログでこの船の情報を掲載しています。(http://hoota.blog.so-net.ne.jp/)のブログと合わせてご参考にして頂ければ幸いです。(終わり)


「アジアの布展・ラオスからブータンへ」へ是非お出かけ下さい

2009年04月20日 | うんちく・小ネタ

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Img_0002a_3  今日からネット友人の、ひかるのさん 主催の「アジアの布展・ラオスからブータンへ」が始まりました。さっそくお伺いし上のような写真を3枚撮って来ました。100年以上古い手織りの野蚕絹織物が惜しげもなく展示してあります。全て、ひかるのさんが何年もかけて現地で直接選んで買ってきたものです。

ひかるのさんはインド、タイ、ブータン、ラオスなどに25年以上、独り住んでいる日本人男性です。現在はネパールのカトマンズに住んでいます。

毎日、ブログ上へ写真や文章を掲載しています。インド、ブータン、東南アジアの国々の生活文化をいきいきと伝えています。(http://asiancloth.blog69.fc2.com/

1年ほど前から、ひかるのさんの人間性豊かな写真と文章の魅力にとり付かれ、ネット上の友人になりました。昨年の「インド刺繍とサリーの展示会」でお会いし色々な話を聞いて来ました。今日は、展示してある手織服を買うお客さんがいらっしゃって試着していました。忙しそうでしたので、長居せずに、すぐに帰ってきました。ひかるのさんのブログをご覧の上、是非、展示、即売会へお出かけ下さいますようにお願いいたします。(終わり)


若さを保つ秘訣、それは「何でも体験主義」

2009年04月20日 | うんちく・小ネタ

老人になる。仕事が無くなる。体力が少しずつ無くなる。しかし少しでも若さを保ちたい。そういう人々が多いと思います。

そこで今回は若さを保つ秘訣を書いて見ます。それは唯一つ。億劫がらずに何にでも好奇心を持って体験をすることです。

「こんなものには私は興味ありません」、「あんな人々は別世界の人です」、「関心がありませんね」、「私の趣味は読書と音楽を聞くことです」。 これでは老化が防げません。

今まで附き合ったことのない人々と話合ってみます。体験したことのない趣味を体験してみます。気軽に出歩いて色々なことに飛びこんでみます。そんな生活スタイルをつくると、感性をいつまでも若々しく保てます。思考力が柔軟になります。異なる意見の持ち主へ寛容な態度で接することが出来ます。気軽に出歩くので足腰の訓練にもなります。

実例を一つ。下の写真は横浜に係留してある帆船日本丸です。「前世紀の遺物のようなので興味がありません」、「こんな物に横浜市がお金を使うのは不愉快千万です」と、思ったら老化現象のはじまりです。昨年の4月に私は遠路、3回も訪問して、この日本丸の大西典一船長さんと会い、詳しい話を聴いてきました。その詳細は2008年4月に4編の報告書として、このブログへ掲載しました。船の上の職業で一生を過ごす人々は普通の会社勤務と同じです。組織に縛られ仕事をする辛さ、人間関係の難しさは同じです。最後に大西船長が言いました。「帆船のことは、その構造をいくら説明しても分かってくれません。体験すれば簡単に理解できます」、と。

高く聳える複雑な4本のマストへ29枚の帆を全て上げてみます。甲板をヤシの実で磨いてみます。真鍮の舵輪をピカピカに磨いてみます。船底でほつれたロープを編みなおします。すべて無料で体験出来るプログラムが広く開放されています。ただし29枚全ての帆を一斉に上げるのだけは厳しい訓練に参加しなければなりません。船底で古い帆やロープに囲まれて大西船長の話を聞いていると大型帆船の実態がヒシヒシと理解できます。

今年も同じような体験をしました。遠方の房総半島の保田漁港まで旅をして、大型ヨット、Bambinoの古いニス剥しを体験してきました。古いニスをサンドペーパーでこすって落とすのです。始めの1時間はただ闇雲に手を左右に動かします。次の1時間目になると古いニスの層が見えるようになります。3時間目になると爽やかな潮風に吹かれながら労働をする歓びが体中に湧いてきます。夜は船長のHootaさんとチーク材で内装した重厚なキャビンでビールを飲みます。

翌朝もニス落としの作業を1時間半だけしました。この90分の間には、この船を作った北欧人の船にたいする愛情を感じます。その愛情に包まれているようで心地良い時間が流れて行きます。北欧の文化を体験しているようです。昔、スウェーデンに滞在していた頃につき合った人々のことを思い出します。気持が若くなりました。フッと気がついたら帰路につく時間になっていました。老化して硬くなった体を動かして、ゆっくり船から岸壁へ這いあがりました。

この船のHoota船長はネットの上で知り合った方です。ネットの上で友人を作る体験もしました。若い友人は広い人生を歩いている方でした。またお会いすることに挑戦します。(終わり)

今日も皆様のご健康と平和をお祈りします。   藤山杜人

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ニス剥がし作業の写真はHootaさんのブログ(http://hoota.blog.so-net.ne.jp/)から連載させて頂きました。


政治家だけを非難するのは間違いと思いませんか?

2009年04月19日 | 日記・エッセイ・コラム

政治家と個人的に話をしたことがありますか?政治家は忙しいものです。なかなかゆっくり話を聴く機会がありません。選挙カーのスピーカーから流れる猫なで声や、騒々しいガナリ声しか聞いたことがありません。マスコミでは政治家の汚職や政治資金規制法違反の記事が何度も出ます。ですから以前の私はなんとなく「政治家には悪い人が多い」と思い、関心も有りませんでした。

ところが額賀福志郎さんという政治家と偶然、インドネシアと北京へと旅をしました。彼のある後援会の人々との10人位の団体旅行でした。8年ほど前のことです。

物静かで優しいジェントルマンです。それまでは額賀さんを知りませんでした。変な人が成田空港で加わって来ました。誰も紹介もしないのでそれが政治家であるとも気が附きませんでした。少しだけ話をしましたが、自己紹介もしません。ただ微笑みながら低い声でボソボソ話すのです。初対面の人へ対する礼儀正しい会話を交しただけです。ジャカルタへ着いてから回りの人があの人は、防衛庁長官をした人で額賀さんといい、今回の旅の団長です。と、教えてくれました。茨城県の霞が浦付近の草深い田舎の出身だとも教えてくれました。如何にも村の村長さんという風貌です。にこやかな雰囲気です。

ジャカルタでは額賀さんが講演をしました。当時の国際情勢を分かりやすく説明し、その中でインドネシアや日本はどのような国際政策をとるべきか? 額賀さんの考えは明晰で、分かりやすく、その上、言語明瞭です。あのボソボソ声の人とは別人のようです。会議終了後、彼の傍へ行って、「講演内容に感動しました。日本の総理大臣になって貰いたいです」と言いました。これは自分のいつものオッチョコチョイぶりが出ただけです。ところが彼は、たたずまいを直し、こちらへ向きを変え、目を光らせて言います、「自分もそのつもりです」。ああ、この物静かな人が総理大臣になる決心で政治家をしているのだ。彼のジェントルマンぶりと「政治家は悪人だ」という従来の思いが対立して私の心が乱れます。彼の物静かに優しげな態度は北京への旅でも同じでした。

ところがそのような額賀さんも政治資金で問題を起こし、半分、失脚しかかったそうです。全ての役職が無くなったので我々と一緒に旅をする暇があったようです。その後、彼は蘇えり、防衛省大臣や財務大臣を歴任しています。

それ以来私の政治家へたいする考えが変わりました。政治にはお金が必要です。会社は政治家の力を借りて土木事業の注文をとりたいのです。お金を政治家へ渡すのは当然の自然現象です。これを断絶するのは簡単です。政治資金を会社が寄付する一切の行為を厳禁すれば良いのです。その代わり全てを個人からの寄付にすべきです。

貴方自身が政治家へ個人的に寄付をする決心をしないで、政治家だけを非難するのは間違いのような気がいたします。貴方のご意見はいかがでしょうか?

今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。   藤山杜人

参考としての追記:額賀福志郎(http://www.nukaga-fukushiro.jp/index.html)。


北山杉の風景とニコルさんのアファンの森

2009年04月18日 | 写真

Cmrd6j94i9kqtenb52h8ka5ipc631001 左の写真は趣味人倶楽部で知り合ったJ,ピカソさんの北山杉の日本画です。プロの日本画家でいらっしゃるJ,ピカソ様から転載のお許しを得ましたので、ご紹介いたします。真っ直ぐ伸びた杉材をとるために精魂を込めて作り上げた日本の美です。茶道などへ通じる日本文化の世界です。ところで、これとは対照的な森の美もご紹介したいと思います。

先日、Bambinoという名の大型ヨットの上で酒を飲みながら歓談したHootaさんはニコルさんの友人で、黒姫山の森の話をしてくれました。ニコルさんは日本の森をクマやシカが棲息する自然の森へ返そうと努力してアファンの森を作ったそうです。

その森を何度も訪ねたHootaさんが今度、その森へご案内してくれると約束してくれました。

その森は現在、ニコルさんが理事長をしている「財団法人、C.B.ニコル・アファンの森財団」(http://www.afan.or.jp/ )が管理、育成しています。このHPをご覧になると森の美しさにはいろいろ有るとご理解いただけると思います。林や森のお好きな方々が北山杉と比較しながら、お楽しみ頂ければ嬉しく思います。(終わり)


新緑の滄浪泉園の写真をお送りします

2009年04月18日 | 写真

東京都小金井市にある滄浪泉園は明治、大正期に活躍したある実業家が作りました。大正8年に遊びに来た犬養毅元首相が滄浪泉園という名前をつけました。鬱蒼とした樹木の中に泉が湧き、大きな池が新緑を映しています。お楽しみ頂ければ嬉しく思います。

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(撮影:Mrs.藤山)


気軽に豪華なヨットに乗る方法は?

2009年04月18日 | 写真

東京ベイヨットクラブ(東京都中央区月島3-6-3)という有限責任中間法人は10隻くらいのヨットやモーターボートを東京湾岸の数か所のマリーナや漁港に係留しています。年齢・性別に関係なく誰でも予約すれば4000円くらいで数時間のセイリングへ連れて行ってくれます。入会金や年会費などという面倒な拘束は無いのです。一回、一回申し込めばそれで良いのです。こんなに手軽に豪華なヨットに乗れるシステムはあまり無いので、少し詳しくご紹介したいと思います。乗れる船の実例として写真を4枚下に示します。

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(以下3枚の写真の出典は「東京ベイヨットクラブ」のホームページです。上は自分の撮影)

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このような船に乗る方法を順序よくご説明します。まず「趣味人倶楽部」という社会人ネットワークシステムへ入会します。入会方法は「趣味人倶楽部」を検索して必要情報を書いてログインすると無料で入会します。入会しましたらその中にあるいろいろなコミュニテイの中から「一緒にクルージングしませんか?」というもの選び、参加申し込みをします。すると上の写真にあるような船のセイリング・スケジュールの一覧表を見ることが出来ます。ご自分の都合のつく日時に合わせて申し込めば良いのです。当日、集合場所へ集まり出艇します。ガソリン代と保険費用として4000円くらいを払います。船上では舵の使い方、セイルの上げ下ろしなどの操船も教えてくれます。3、4回参加してみて気に入ったら少し長期的に続けても良いのです。

その場合は年会費12万円を払って東京ベイヨットクラブの会員になれば良いのです。このシステムは、私の知っている限り一番簡単に、そして安価に豪華なヨットを体験出来るシステムです。東京ベイヨットクラブの運営方針が健全で、良心的なためと思います。そして人間が自然をより深く理解し、自然とどのように付き合うべきかを教えているようです。前の記事で書いたようにHootaさんと保田に係留してあるヨットでビールを一緒に飲みました。その時、Hootaさんから、このような奥深い目的を感じとったのです。その物語は別の記事として書きたいと思っています。(続く)

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。   藤山杜人


にほんブログ村 おみくじブログで大吉を頂きました

2009年04月17日 | 日記・エッセイ・コラム

今日は、何年かぶりに、「大吉」に当たりました。

にほんブログ村の助役さんから下のようなお手紙を頂きました。トップページで小生のブログを大吉ブログとして紹介してくれるそうです。「大吉」の縁起の良さを皆様へもお送り出来れば幸いです。皆様も今日は縁起が良いようにお祈り致します。

=======にほんブログ村 助役さんからのお手紙===========

藤山杜人さま、こんにちは。
いつもにほんブログ村をご利用頂き誠にありがとうございます。藤山杜人さんのブログが「おみくじブログ」で紹介されます。

この度、にほんブログ村 おみくじブログにおきまして、藤山杜人さんのブログが大吉に当選いたしました。このメール送信から約24時間後、深夜0時からトップページで掲載が始まります。丸一日トップページに表示されますので、下記トップページをご確認ください。
  http://www.blogmura.com/

訪れる読者の皆さんとコミュニケーションがとれるような、素敵なブログサイトとしてこれからもよろしくお願いいたします。藤山杜人さん、おみくじブログ大吉にご当選おめでとうございます。
それでは掲載開始を楽しみにお待ちください。        にほんブログ村 助役


山林に咲く花々に囲まれて独り暮らす人

2009年04月17日 | 日記・エッセイ・コラム

老後は山林の中に山荘を作り、花々に囲まれて独り静かに暮らす。そんな夢を持ってはいるが、都会の生活とは縁が切れない。そういう人々も決して少なくないと思う。ところが鬼家雅雄さんはそれを実行しながら、「北杜市・自然のなかで」というブログを書いている;(http://sizen068.blog95.fc2.com/)。

私へブログを勧め、コンピューターの使い方を手取り足取り教えてくれたのは2年前のことだ。彼の山荘へは20年位、出入りしている。草花が好きで、山林の中に根気よく植えて育てている。毎日、彼のブログを開けて、四季折々の写真を見たり山荘の生活記を読む。鬼家さんの自然に溶け合った生活が心をなごませてくれる。

今日は、彼のブログから、モクレン、カタクリ、オオバエンレイソウの写真をご紹介します。山に咲くモクレンは都会の庭のモクレンと風情が違う。数年以上根気よく育てたカタクリの花の色も美しい。オオバエンレイソウは高山植物で育てるのが難しい。折角咲いたと思ったら猿の大群が来て、子猿が花で遊んで取ってしまう。

心優しい鬼家さんのブログをお楽しみ頂ければ嬉しく思います。

今日も皆様のご健康と平和をお祈り致します。    藤山杜人

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別世界は無いことが分かりました

2009年04月16日 | うんちく・小ネタ

海で豪華なヨットに乗っている人を別世界の人のように思っていました。昨日、北欧風の大型艇、Bambino で東京湾や伊豆七島周辺を帆走しているHoota さんを初めて訪ねてみました。他のヨット乗りをまじえて4人で一緒に古いニスをサンドペーパーで落とす作業を午後中しました。夕方から夜にはHootaさんとビールを飲みながら歓談しました。海で豪華なヨットにのっている人々は別世界の人のような気がしますが?と、聞きました。「皆さん、普通の人々で生活の仕方を工夫してヨットに使うお金を作っていると思いますよ。」「職業や年齢も色々です。皆さん、気持ちの良い方々で話がすぐ通じますよ」。

別世界なんて存在していませんでした。

Hootaさんは以前、法務省で国家公務員として働いていた人です。人間が純粋なようで、中央省庁のお役所仕事があまりお好きでなかったようです。安定した職業をサラリと止めて、ニコルさんのレンジャー養成学校の先生になりました。ヨットは16歳の時から素晴らしい師匠について練習したそうです。現在は「東京ベイヨットクラブ」の指導教官として働いています。千葉県の内房総の保田漁港に係留してある大型北欧風ヨット、Bambinoの保守管理も任されているそうです。話題は16歳のとき、ヨットを指導してくれた師匠の素晴らしさ、ニコルさんの魅力的な人柄と黒姫に造成した美しい林のこと、東京ベイヨットクラブを主宰しているK氏の卓見などなどでした。全ての出会いに感謝している様子なのです。ああ、こういう人をジェントルマンと言うのだ、と感じました。奥様の話も出ました。現在も法務省に務めていて、2年間の神戸への単身赴任を終えて最近帰って来られたそうです。ご結婚のいきさつなどを楽しそうに話してくれました。

始めは夕陽を見ながら後ろ甲板で飲んでいました。夜になったので、美しいチーク材で内装したキャビンの中で飲み合いました。ヨットを体験したい人が手軽に乗れるシステムも教えてくれました。東京ベイヨットクラブのHP:http://tokyobay.tv/ をご覧になると体験セーリングの案内があります。下に夕陽の写真、Bambinoの写真、Hootaさんの写真などを示します。(終わり)

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別世界の人とは附き合えない

2009年04月15日 | 日記・エッセイ・コラム

趣味人倶楽部というSNSで知り合った泰山堂さんは、写真撮影の名手です。実に数多くの傑作を、okatai3のフォトブログ:http://blog.goo.ne.jp/okatai3 に発表されています。昨日は夢のような雲南の写真を3枚ご紹介しましたが、今日は新西宮ヨットハーバーの夕暮れの写真を1枚ご紹介いたします。

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写真としての美しさにしばし見とれていました。が、フッと気が付いて、写っている豪華な、そして高価なヨットの多さに吃驚しました。西宮ヨットハーバーは昔から有名な名門ヨットハーバーです。係留料も日本一に違いありません。「ああ、別世界だ!別世界の人とは附き合えない」と、ため息がでます。このセリフは恥ずかしいセリフです。自分の狭量さを白状しているようなものです。「ああ、彼らは金持ちなのだ。自分は付き合えない」、これも人生を狭くする偏見です。

この一方で私は「この世に別世界などある筈が無い」、とか「お付き合い出来ない人間は一人も居ない」、と信じています。今日は、これから泰山堂さんの西宮の写真のような別世界に住んでいらっしゃるHootaさんを訪問しに房総半島まで旅をします。彼はヨットのブログを書いていらっしゃいます(http://hoota.blog.so-net.ne.jp/)。

またHootaさんは、黒姫山麓に住んでいる有名なニコルさんの友人でもあります。

なにか別世界の人のような気がします。お付き合いして頂けるのか心配です。

心理的にはちょっとした冒険旅行です。その結果は明日、ご報告いたします。(終わり)

今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。  藤山杜人