後藤和弘のブログ

写真付きで趣味の話や国際関係や日本の社会時評を毎日書いています。
中央が甲斐駒岳で山麓に私の小屋があります。

「セスナ機から見下ろした東京の風景」

2023年10月05日 | 日記・エッセイ・コラム
20年ほど以前に義兄が持っていたセスナという小型飛行機に乗せてもらったことがありました。その折に見下ろした東京の風景の写真をお送りいたします。写真はインターネットからお借りしました。

1番目の写真はスカイツリー付近の東京の町です。

2番目の写真は当時私が乗った旧型のセスナ機です。

3番目の写真はセスナ機から見下ろした東京の荒川です。

4番目の写真は東京の南部の臨海地区です。

私をセスナ機に乗せてくれた義兄が最近旅立ったのです。空のかなたへ行ってしまいました。
日本の敗戦の前には少年飛行隊に憧れていました。大学卒業後もある外国の旅客航空会社に就職しました。そして趣味としてセスナ機で日本のあちこちを飛んでいました。小型飛行機で見下ろすと地上がまじかに見えるのです。
そんな義兄は大空のように広い心の持ち主でした。いつも怒らずニコニコ微笑んでいました。奥さんと一人娘夫婦孫2人。皆健在です。

今日は旅立ってしまった義兄の思い出を書きました。冥福をお祈りいたします。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたします。後藤和弘(藤山杜人)

「懐かしい港町、塩釜の風景」

2023年10月04日 | 写真
塩釜は私が生まれ育った仙台のすぐ近くの港町です。
宮戸島や桂島へ行くが発着します。漁船専用の長い岸壁もあります。
塩釜には何度も行きました。茫々、70年ほど前のことです。

1番目の写真は現在の客船の岸壁です。昔は客船が電車の塩釜駅のすぐ下から出ました。港の構造が変わったのです。

2番目の写真は漁船専用の長い岸壁です。

3番目の写真は水揚げされた魚です。

4番目の写真は塩釜神社です。


「美しい石巻の写真、そして私の思い出」

2023年10月04日 | 日記・エッセイ・コラム
石巻 市のほぼ中央を北上川が南北に縦断して流れています。
市街地は主に北上川河口に広がっており、北上川の中州である中瀬地区から石巻駅にかけての地域が中心市街地です。石巻は漁業や石巻湾内での養殖業などが盛んです。石巻漁港の2019年の水揚げ量は約10万トンで日本国内第5位であす。石巻の沖には金華山があります。
石巻は懐かしい町です。写真を示します。写真はインターネットからお借りしました。
1番目の写真は北上川の河口に広がる石巻市の航空写真です。右下が石巻湾に繋がります。24歳で仙台を離れるまで何度か石巻へ遊びに行った曾遊の地です。
2番目の写真は石巻の中心街です。左上に石巻駅があります。仙台から石巻までは仙石線の電車があり2時間弱で行けます。
3番目の写真は石巻を見下ろす日和山です。石巻に行ったらこの日和山に登ろり眺望を楽しんだものです。
4番目の写真は金華山です。石巻の近くから船で渡ります。数匹の鹿がのんびり歩いていました。
志賀直哉は1883年(明治16年)に宮城県の石巻で生まれました。父・志賀直温と母・銀の次男として生まれました。父の直温は当時第一銀行石巻支店に勤務していて、上京後は明治期の財界で重きをなした人物でした。

数日前に石巻在住のある読者の方から石巻を紹介して下さいという投稿がありました。それで石巻をご紹介致しました。石巻は遊びに行った曾遊の地です。懐かしい町です。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

「芸術の秋(12)茨城県の板谷波山記念館」

2023年10月03日 | アート・文化
茨城県の水戸には県立美術館があり北茨城には県立天心記念五浦美術館があります。
そして笠間市には笠間日動画廊美術館と県立陶芸美術館があります。笠間の西隣りの筑西市には板谷波山記念館があります。
私はこれらの美術館を以前に家内と一緒に見てまわりました。
今日は板谷波山記念館をご紹介したいと思います。

1番目の写真は板谷波山の彩磁藤文花瓶です。

2番目の写真は白磁唐草文壺です。

3番目の写真は青磁袴腰香炉です。

4番目の写真は彩磁呉州絵香炉です。

5番目の写真は唐花文の花瓶です。

板谷波山は明治5年(1872)に茨城県に生まれ昭和38年(1963)に亡くなりました。
明治27年東京美術学校彫刻科卒業後、明治36年に田端に居を構え、「波山」と号し、優美なホ光彩を編み出し陶芸家としての道を歩み始めました。
貧窮の生活の中で窯を築き、明治39年初窯に成功し、翌年には東京勧業博覧会で三等賞を受賞。以後様々な展覧会や博覧会で入選、受賞を重ね、陶芸界での地位を不動のものとしたのです。
板谷波山の作品は静謐な美です。眺めていると心が静まります。そしてその上品な美の世界へ吸い込まれていくのです。宗教とはまったく別な崇高なものを感じさせます。嗚呼、そういうのが陶芸芸術なのだと納得するのです。
茨城県の筑波山の北の山麓にある筑西市に生まれ育ったので筑波山の筑を消して波山と号したそうです。
波山の精神性に溢れた陶磁器が沢山あるのが板谷波山記念館です。そして笠間日動画廊美術館の近所にある茨城県立陶芸美術館にも波山の作品が沢山展示してあります。
是非、茨城県の板谷波山記念館をご覧下さい。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

「芸術の秋(11)近代絵画の父、ポール・セザンヌの油彩画」

2023年10月03日 | 日記・エッセイ・コラム
ポール・セザンヌ(1839年- 1906)は、フランスの画家で当初はクロード・モネやルノワールらとともに印象派のグループの一員として活動していてましたが、1880年代からグループを離れ、伝統的な絵画の約束事にとらわれない独自の絵画様式を探求します。ポスト印象派の画家として紹介されることが多く20世紀の美術に多大な影響を与えました。しばしば「近代絵画の父」と言われています。

さて私は以前にセザンヌの絵を200枚位幾つかの部屋の壁一面に飾ってある館を訪ねたことがあります。それはニューヨークから列車で1時間くらい行った田園地帯にあった昔の金持ちの館でした。セザンヌ美術館として公開していました。
その壁一面の絵画を見ると明らかに未完成の絵が半分以上あったのです。それどころか描きかけの絵さえ数十枚あったのです。
それには吃驚しました。その館の主がセザンヌの絵なら何でも良いと買い集めたに違いありません。それだけ強くセザンヌを愛していたのです。
同時に芸術家は実に気まぐれで途中でその絵を描くのを止めてしまう人もいると知ったのです。
そんな未完成の絵画を画商が持ち出して売ってしまうのです。
それ以来、私はどんな有名な画家の絵でもその絵としての完成度を注意深く見るようになりました。
日本の有名な画家でも未完成のような絵が市場に沢山出回っている人がいます。
それはさておきセザンヌの完成された絵には感動させられます。
青い色を巧みに使った山や湖の風景画も大好きです。数多いリンゴの構図や様々な色合も画家の思索が感じられます。
人物画の人間の今までの生き方や精神も滲み出ています。
そこで今日はセザンヌの完成尾の良い油彩画を6点お送りします。出典は、https://ja.wikipedia.org/wiki/ポール・セザンヌ、です。

1番目の写真は『赤いチョッキを着た少年』です。1894年、80x64.5cm

2番目の写真は 『藁ひもを巻いた壺と果物』です。1895年、73x60cm 
3番目の写真は『リンゴの籠のある静物』です。1890-94年。シカゴ美術館蔵です。
4番目の写真は『カード遊びをする人々』です。 1890-92年、65 × 81 cm。メトロポリタン美術館蔵です。
5番目の写真は『アヌシー湖』です。1896年。コートールド・ギャラリー蔵です。

6番目の写真はセザンヌ『サント・ヴィクトワール山』です。制作年:1887年頃、原画サイズ:67×92cm、所蔵:コートールド・ギャラリー です。

今日は近代絵画の父、ポール・セザンヌの油彩画をご紹介致しました。

 それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈りいたしす。後藤和弘(藤山杜人)

「西洋の宗教画は何故つまらないか?それを面白く見る方法」

2023年10月02日 | 日記・エッセイ・コラム
ヨーロッパの美術館に行くと数多くの宗教画が展示してあります。聖母子とか受胎告知の絵です。
しかしこれらの宗教画ほどつまらないものはありません。第一に芸術的感動が感じられません。その上、絵に何が描いてあるか理解出来ないのです。私はカトリックですが芸術と宗教は別物だ思っています。
ヨーロッパの宗教画はつまらないと思う日本人が多いらしく、それを面白く見る方法が幾つもネット上に発表されてます。

そこで今日はそれらの中から一つ選んで以下の記事をご紹介したいと思います。
「聖書と絵画。絵画で読み解く新約聖書。宗教画を楽しもう。」(https://tabispain.com/category/arte/nuevo-testamento-prado/ )
以下はこの記事を分かり易く抜粋し文章も少し変えたものです。
ヨーロッパの美術館を回るとキリスト教の宗教画とギリシャ神話が中心になった絵が数多く展示されています。
それを楽しむためには基礎的な知識が必要なのです。ほんの少しの知識で美術館は何倍も楽しくなるです。
今回はキリスト教の宗教画の楽しみ方をご紹介します。プラド美術館の作品を中心にキリスト教の聖人達を見ていきます。

そこで以下では5枚の宗教画を示しながら鑑賞法をご説明します。
1番目の写真は「羊飼いの礼拝」(ムリーリョ、1650年頃、プラド美術館)です。
「羊飼いの礼拝」は、ベツレヘムで誕生したイエス・キリストを見るために、羊飼いたちが訪れた場面を描いた絵画作品です。
中世の西洋宗教絵画の主題として、数多くの作品が制作されてきました。
ムリーリョのマリアは甘美で美しく、お祝いに駆け付けた人々は当時の現実の世界にどこにでもいたであろう人々です。
2番目の写真は「聖母のエリザベス訪問」(ラファエル工房、1517年、プラド美術館)です。
エリサベト訪問とは、おとめマリアがエリサベトを訪問したこと場面です。ルカ福音書1:39-56に書いてあります。
ラファエロは若くして成功し異例なほどの大規模な工房を経営していました。37歳で死去した惜しまれる画家のひとりでした。マリアの画家と呼ばれたラファエルの描く聖母マリアは美しいですね。
3番目の写真は「受胎告知」(エルグレコ、1570年、プラド美術館)です。
受胎告知(じゅたいこくち)とは新約聖書に書かれているエピソードの1つです。聖告、処女聖マリアのお告げ、生神女福音とも言います。
一般的に、処女マリアのところに天使のガブリエルが降り、マリアが聖霊によってキリストを妊娠したことを告げ、またマリアがそれを受け入れることを告げる出来事です。
マリア崇敬の思想を背景として、キリスト教文化圏の芸術作品の中で繰り返し用いられるモチーフでもあります。エルグレコも受胎告知を沢山描いていて、現存するのが14点もあるのです。
これまでの絵との大きな違いはマリアと天使の位置にあります。他の画家達の作品はマリアが右側で天使が左側にいます。エルグレコは全て反対です。このように描いているが理由は諸説あって良くはわかっていません。
4番目の写真は「エジプト逃亡」(ムリーリョ、1647年、デトロイト美術館)です。
エホバの天使が夢でヨセフに現れてこう言ったのです。「起きて,子供とその母親を連れてエジプトに逃げ,私が知らせるまでとどまりなさい。ヘロデがこの子を捜して殺そうとしています」と。マタイ 2:13に書いてあることです。
幼子イエスの顔が写実的でまさに生まれたばかりの赤ちゃんです。ヨセフはたいていどの宗教画でも扱いが軽いのですがこのヨセフは随分美男子として丁寧の描いてあります。
ムリーリョ30歳頃の作品で、登場する人々の衣装は17世紀の庶民が着ていた衣装をまとっています。
5番目の写真は「東方三賢者の礼拝」(ベラスケス、1619年、プラド美術館)です。
『マタイによる福音書』2:1-13に三博士たちについて記されています。
東方で星を見た彼らは、ヘロデ大王に「ユダヤ人の王としてお生まれになった方は、どこにおられますか」と聞きます。
ヘロデ王は祭司長たちや律法学者たちを集めて問いただすと、彼らはそれがベツレヘムであと答えたのです。
星が三博士たちに先立って進み、幼子のいる場所の上に止まる。博士たちは家に入り、母マリアと一緒にいた幼子イエスを見て拝み、乳香、没薬、黄金を贈り物としてささげます。ヘロデ大王は幼子を見つけたら、自分に知らせるようにと彼らに頼んでいたが、彼らは夢のお告げを聞いてヘロデ大王のもとを避けて、別の道を通って自分たちの国に帰ったのです。
この「東方三賢者の礼拝」はベラスケス20歳頃の作品でまだセビージャにいたころに描かれた初期のものです。
登場人物のマリアのモデルはベラスケスの妻のファナ、幼子イエスキリストはこの年に生まれたベラスケス娘のフランシスカ、手前にひざまずくのが画家はベラスケス自身、背後の横顔の老人がベラスケスの師匠のパチェーコです。
ベラスケスが絵を描くのにモデルが必要なので身近な人々をモデルにしたのです。よくあることです。

以上のようにヨーロッパの絵を鑑賞する前には少し準備が必要です。例えば次のものは分かり易く優れたものです。
「ルーベンス展」詳細レビュー!見どころ・鑑賞ポイントを徹底解説」
http://blog.imalive7799.com/entry/Rubens-201811#%E5%AE%97%E6%95%99%E7%94%BB%E6%AD%B4%E5%8F%B2%E7%94%BB%E3%81%AF%E7%9B%B4%E6%84%9F%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7%E3%81%AF100%E6%A5%BD%E3%81%97%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%84

一般に宗教画の登場人物や物語はギリシャ神話やキリスト教などの背景知識なしでは100%理解することが難しいのです。
絵画に限らずヨーロッパの文学や音楽や建築の装飾はギリシャ神話やキリスト教に関連したものが多いのです。
ほんの少しだけでもギリシャ神話やキリスト教を調べると楽しくなります。

ヨーロッパの宗教画を面白く見る方法をご説明いたしました。

それはそれとして、今日も皆様のご健康と平和をお祈り申し上げます。後藤和弘(藤山杜人)

「今日のカトリック関口教会の年間第26主日のミサの動画配信」

2023年10月01日 | 日記
カトリック関口教会の年間第26主日のミサの動画配信は、

10月1日10:00 司式 林正人神父様(東京カトリック神学院・東京教区)
入祭の歌  典6 あなたのいぶきをうけて
いつくしみ・栄光の賛歌 ミサ曲610・612
答唱詩編  典137①②③ すべての人の救いを 
アレルヤ唱 典273 年間第26主日
信仰宣言 ニケア・コンスタンチノープル信条(1)
奉納  典75 神よあなたのことばは  
感謝・平和の賛歌 ミサ曲613・614   
拝領  カ典1 愛といのち
閉祭  典392 週の初め 

添付の写真は、東京のカトリック関口教会の写真です。