575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

蜂・蜜蜂   遅足

2007年04月25日 | Weblog
 
小学校3、4年生の頃だったかな。
軒下の蜂の巣を竹の棒で叩き落して遊びました。
アシナガバチの巣は、案外しっかりしていて、なかなか落ちません。
落とすと、一斉に逃げます。
ちょっと逃げ遅れると、怒った蜂に襲われます。
私も刺されました。

    

最近は、蜂も街中には棲みにくいとみえて、姿を見なくなってきました。
ところが、今の家に引っ越した時、再び、アシナガバチとの戦いが勃発。
どこからか飛んできて、庭のイヌツゲのなかに巣をつくる。
退治しても、また翌年に巣をつくる。
数年に及ぶ攻防戦の結果、蜂は巣つくりを諦めてくれましたが、
左太股には、その時の勲章があって、今頃になると疼きます。

蜂の尻ふはふはと針をさめけり 川端茅舎

   

蜂は春の季語。この他、蜂の巣、蜜蜂なども春の季語です。

蜂といっても様々、世界には10万種いるとか。
なかでも、蜜蜂ほど、人間が恩恵を受けてきた蜂はいません。
1万年前のスペインの壁画には、蜂蜜を食べて様子が描かれているそうです。
ヨーロッパでは、蜂蜜から蜜酒を造っており、
古代ゲルマン民族は、新婚1カ月は蜜酒を飲む習慣があって、
これが、ハネムーン(蜜月)の語源といいます。

少年や蜜蜂花を重ねけり  遅足

   

蜂というとこの句が好きです。

 冬蜂の死にどころなく歩きけり  村上鬼城


  

蜂は刺されるとショック症状を起こすことがあります。
見つけたら、敬して近づかず。
手などで払わず、じっとしていると
そのうち飛んでいくそうです。
またスズメバチは黒い色に関心を示すそうです。
要注意。







コメント (2)
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