図書館へ行くには小学校の横、工業大学の構内、そして鶴舞い公園を斜めによこぎる。その道には数多くのヒマラヤスギがある。 この木は雌雄同種と図鑑にあるが、いま大きな球果を付けているのは、2本だけである。黄褐色で高さ10~12cm、直径6~7cmの巨大松ぼっくり(球果)が上向きにニョキニョキしている。 とっても欲しいのだが、手が届かない。また、松ぼっくりのように拾うことができない。この実は熟すと、バラバラになって辺りに飛び散るからだ。公園に行くつど指を咥えながら、どんな匂いがするのだろう。コニファーの仲間だから、香り高いだろうなどと思っている。
HimalayanCedarは英名で和名はヒマラヤスギとなっているが、スギの仲間ではなく、マツの仲間。ヒマラヤ西部~アフガニスタン原産の常緑針葉大樹で、明治初期導入された。青銀色の葉も円錐形を作る樹形もうつくしい。 調べていたら「コウヤマキ、アローカリアと並び世界三大美樹の一つ」とある。コウヤマキは秋篠宮家の長男の御印に選ばれて、有名になった。アローカリアはナンヨウスギのことで、沖縄などに植栽されていて、確かに美しい樹木であるが、世界三大美樹などとは、いったいどういう人達が決めているのだろう。