575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

俳句教室より    遅足

2009年09月27日 | Weblog
荻原先生の俳句教室。
自由題。


  石となり眠る目覚めて秋の砂  遅足

これは蓼科の雨池という山のなかの小さな池に行った時の句。
昼下りの暫しの時間、ゴロンと石の隣りに寝転んで・・・

動詞が3つもあって説明的で、すっきりしていない。
昏睡の石は目覚めて秋の石
とも考えてみましたが・・・


先生の添削は、

  石のまま眠る目覚めて秋の砂

さらに、下五の語順をかえて

  石のまま眠る目覚めて砂の秋

具体的なことを詠うのではなく
観念的な句としたほうが良いというお話でした。

ありがとうございます。

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名月や顔剃って斬る血の始末    朱露

2009年09月27日 | Weblog

   安全剃刀で血を見るとは何事であるか。
   安全剃刀で手が震えるのは何故なんだ。
   安全剃刀を信じないのかそれとも何だ。
   名月でも無月でも手の震えに関係ない。

    (今年は例年より遅く、10月3日が十五夜です。)

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