575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

「鳩のあかちゃんが生まれたよ」 鳥野

2009年09月22日 | Weblog
 鳩の話です。ベランダの壁とエアコンの室外機の間の、隙間に巣材を運び始めたのは、一ヶ月くらい前のこと。
そんな様子を話したら、誰もが「今のうちに追い払わなければ、大変なことになるから」と真剣に助言してくれます。 なぜ? どんな被害があるの? わからないまま、しばらくして、白い卵が2つ。
 枝の切れ端や、草の枯れ葉を少し重ねた粗雑な巣、わがネコの威嚇、ワタシの出入り、酷暑・・悪条件揃いにもめげず、夫婦は律儀に交代しながら、抱卵を続けました。 待つ間の長さ、無精卵かもと心配し始めた時、アカゴがうごめいていたのです。うふふっ、9月16日はワタシと同じ誕生日。覗いてはだめ、ネコの声が届くのもだめ、と気を配る日々。いまのところは順調の様子。
 無事に巣立ちますように。

  待つ人を持たざる吾れに朝なさなククルクルクル鳩の来て啼く

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俳句教室より    遅足

2009年09月22日 | Weblog
荻原先生の俳句教室。
今回の宿題は「鰯雲」「鱗雲」です。 


  戦死者のながき戦後や鱗雲  遅足

先生のコメント
戦死者のながき戦後や、は、観念。
抽象的なものに具体的なものを取り合わせる。
私が取り合わせたのが、鱗雲。
いつもダメ出しが出ます。
今回もダメと。
これまでも先生から何回も指摘されています。
なぜダメなのか?
作者の思惑がすけて見える、ということなのですが・・・

先生の対案は

  戦死者のながき戦後や秋高し

戦死者のながき戦後や、という観念を
すっぽりと入れてしまう器のような季語良いとのこと。

みなさんは、どう思われますか?


コメント (2)
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秋時雨「長いお別れ」再読中    朱露

2009年09月22日 | Weblog


    チャンドラー「長いお別れ」三回目。
    若い時読んだのはムダではないけど。
    殆どムダだね、とチャンドラー呟く。
    但し今分っても手遅れだね、と笑う。

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