575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

9月句会の最高点句決まる。    遅足

2009年09月17日 | Weblog
秋たけなわ、句会には8人が出席しました。
今回は最高点句が割れました。
秋風のいたづらか?
立雄さんの選句で、ついに最高点句が決まりました。
題詠の①の句です。

①連山の秋の景色に抱かれる(麗子)朱露・鳥野・愚山・遅足・愚足・亜子・立雄
②秋の蚊の網戸の破れに留まるかな(結宇)能登・遅足
③秋雨や傾く屋根の苔めざめ(晴代)朱露・能登・麗子・愚山・結宇
④幻の女の秋の項かな(朱露)狗子・立雄
⑤すくえども言の葉こぼれ秋の風(郁子)能登・麗子・結宇・愚足
⑥白雲に浮子(うき)浮き沈む秋の潮(能登)愚足・郁子・晴代
⑦秋の蚊の昼寝邪魔する書斎かな(愚足)愚山・狗子
⑧禁断の書を出で秋の陰となる(遅足)亜子
⑨イチローの快挙の一打秋爽か(立雄)晴代・狗子・静荷
⑩朱の色の秋めくワイングラスかな(亜子)鳥野・麗子・郁子・静荷
⑪秋色に染まり始めた木曽の旅(愚山)
⑫泥棒市唐三彩の愁思かな(静荷)結宇・郁子・亜子・立雄
⑬秋の昼こんなところにカレーの香(狗子)朱露・鳥野・遅足・晴代・静荷

自由題
①窓白みマウスを止めて虫の声(愚足)朱露・能登・麗子
②母が来て小言並べる夜寒かな(朱露)鳥野・遅足・立雄
③爽やかをつかみとらんと大背伸び(晴代)朱露・麗子・愚山・結宇・静荷・立雄
④星月夜テント一張空に浮く(能登)遅足・結宇・愚足・郁子・亜子・晴代
⑤ノーミスで縦笛吹けた茜空(郁子)狗子
⑥秋風に吹かれ露天の長湯かな(麗子)能登・愚山・晴代・静荷・立雄
⑦莢豌豆湯気さます間の青き空(結宇)朱露・愚足
⑧虫の声明り灯さず仕舞風呂(立雄)能登・鳥野
⑨車屋の蕎麦は蕎麦なりされど蕎麦(愚山)
⑩望郷のマリア聖堂晩夏光(静荷)郁子・狗子
⑪ちちははの婚礼写真晩夏光(亜子)鳥野・遅足・静荷
⑫澄みきって水に手首をにぎらるる(遅足)結宇・愚足・郁子・亜子・晴代・狗子
⑬異次元の霧の中からハイヒール(狗子)麗子・愚山・亜子

   

次回は10月21日(水)午後6時 安田屋 
題詠は「きのこ」まつたけ、しめじ、などでもOKです。

コメント (2)
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黙々と雑木紅葉を二人歩く     朱露

2009年09月17日 | Weblog
    葦毛湿原の川添いを一年中二人で歩く。
    桜紅葉の周り一面名も知らぬ紅葉群だ。
    三十数年歩いていると日本すら変わる。
    十数年前の友だちどもが呑もうと電話。


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