わが住まいの面している大通りは、数年前に、電柱と電線が地中に潜りました。
歩道も拡幅され、空がすっきり開いて、明るい街になりました。
その時、整理されたのが、雑多に茂っていた街路樹。大方は移植か伐採されて、
替わりに、登場したのが百日紅。
木陰が消えて、夏を謳歌する花の咲き続く、暑い街になりました。
百日紅の花は、手に受けてみると、ほんに可憐。ちりめん細工のように縮れた花は小さく軽い。
これでよく酷暑に耐えられる、とお思うほどです。
ところが、花期が終って、散り始めると無残。一夜のうちに散らばった花は人に踏まれ、見る影もありません。
・ 百日紅の「紅」が舗道にしだかれて夏の終りは美しからず
鳥野
歩道も拡幅され、空がすっきり開いて、明るい街になりました。
その時、整理されたのが、雑多に茂っていた街路樹。大方は移植か伐採されて、
替わりに、登場したのが百日紅。
木陰が消えて、夏を謳歌する花の咲き続く、暑い街になりました。
百日紅の花は、手に受けてみると、ほんに可憐。ちりめん細工のように縮れた花は小さく軽い。
これでよく酷暑に耐えられる、とお思うほどです。
ところが、花期が終って、散り始めると無残。一夜のうちに散らばった花は人に踏まれ、見る影もありません。
・ 百日紅の「紅」が舗道にしだかれて夏の終りは美しからず
鳥野