575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

ヤクタネゴヨウ 草女

2010年01月01日 | Weblog
★あけましておめでとうございます。
 本年も駄文にお付き合いください。

 松と日本人には短い文章では、書ききれないほど繋がりが深い。神の樹であり、繁栄の象徴であり、庭園の中心の樹である。

 11月、鹿児島に行ったとき、磯庭園とも仙厳園とも呼ばれている島津家別邸の見学をした。大河ドラマを見ない私達には、よく理解できなかったが、「篤姫」のロケが行われ、世界遺産に登録している最中と、人々の鼻息が荒い。お殿様の日常は随分質素な生活だ。それにひきかえ、桜島が築山で錦江湾が池と借景しているという雄大さに感心した。今は鉄道が邪魔しているが・・・その庭園には巨大な五葉松があった。クロマツやアカマツは二葉松で二本の針葉が束生している。五葉松は五本の針葉が束生している松で、ゴヨウマツ、チョウセンゴヨウ、ハイマツなどの種がある。植木屋さんと思われる人が他の松の手入れをしていたので、「立派な五葉松ですね。」と話しかけるとヤクタネゴヨウという種で樹齢350年、5本あったけれど現在はこの木のみになったことを教えてくれた。

 屋久島と種子島のみに自生し、絶滅危惧種に指定されている。発芽率が悪く、幼木を見かけないそうだ。
 庭園のヤクタネゴヨウは樹高約28m胸高直径約1.5mもある。別邸は江戸時代の末から城主が住むようになったそうだ。見上げて、色々な経緯をみてきたんだ、これからも頑張ってねと触ってきた。
触るということに拘って来た私達 触れるとそのものが持つ力が移って来る気がする。人間の寿命を超える樹木にはことにそれを感じるが、樹木だではなく人と人の間でも大切な行為だと思う。新たな年 人にも木にも草にも多いに触ってみたい。周りのもの私に要注意!!
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お正月って?    遅足

2010年01月01日 | Weblog
正月は、もともとは年神さまをお迎えする行事だったそうです。
年神さまとは、ご先祖さまのこと。
年神を迎えるために自宅は祭場になります。
暮の13日から、その準備が始まります。まず、煤払い。
祭場をつくるための準備です。

年神さまがやってくるのは31日の夜。
一日の始まりは、現代では、午前零時。
昔の人は日没から一日が始まると考えていました。
だから31日の日没から正月はスタートしていました。
年越し蕎麦を食べるのは、もう正月の行事となります。
昔は、31日の夜に神様をむかえし、お食事を差し上げます。
神饌です。

雑煮は、この神饌をおろして、ごった煮にしてもの。
正月の箸は、両端が細くなっていますが、これは
一方を神様が使われるためだそうです。

正月は盆と並んで、日本人にとって最も大切な行事だったそうです。
いまは、随分、正月の意味が希薄になっていますが、
まだ一年の区切りとしての役割を果たしていることは間違いないですね。

     


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初寝覚めここは日本かバタビヤか    朱露

2010年01月01日 | Weblog

     バタビヤはジャカルタのオランダ領時代の名。
     ジャカルタは現在インドネシア共和国の首都。
     赤い花なら曼珠沙華オランダ屋敷に雨が降る、
     濡れて泣いてるジャガタラお春と脱線し捲る。

       


   元旦や出陣式の十五人

      長男宅へ集まる男八人女七人の一族。
      蚫・勝栗・昆布はないが出陣を祝う。
      私の音頭でエイエイオウの勝鬨三回。
      お年玉出血大サービスで本年初受難。

       


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