575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

初句会の最終結果です。    遅足

2010年01月20日 | Weblog
575の会の初句会、9人の方が出席。
にぎやかな会でした。
立雄さんの選句が届きました。


兼題「去年今年」

①肘つけば古机硬き去年今年(結宇)鳥野・狗子・能登・遅足
②去年今年変わらないもの変わるもの(麗子)鳥野・童子・狗子
③われを呼ぶやかんの笛も去年今年(亜子)愚足・鳥野・童子・能登・静荷・結宇・立雄
④鐘の音や果報寝て待つ去年今年(立雄)童子・能登・遅足
⑤砂時計するする落ちて去年今年(静荷)麗子・亜子・晴代・結宇・立雄
⑥去年今年大渋滞の先頭に(遅足)朱露
⑦窓破り俳句襲いぬ去年今年(朱露)愚足
⑧イーイコールエムシージジョウ去年今年(能登)朱露・亜子・静荷・遅足
⑨スクロールしたきことあり去年今年(晴代)狗子・郁子
⑩去年今年まずこの一足に明日を見る(郁子)麗子
⑪去年今年ダイナミックな二幕待つ(愚足)麗子・郁子・亜子・静荷・晴代・結宇
⑫ずたずたのJALのプライド去年今年(狗子)愚足・朱露・郁子・晴代・立雄

   
自由題
 
①御降りの町白白と粛々と(晴代)愚足・能登・亜子
②餌を待つすずめ団子の寒さかな(愚足)鳥野・童子・郁子・静荷・晴代・結宇
③木の意志が新芽となりぬ春を呼ぶ(郁子)遅足
④風呂吹きや妻里へ行く独り酒(朱露)愚足
⑤初荷とてしずかな影を落としけり(遅足)狗子・亜子・静荷・立雄
⑥「あけおめー」と乙女手を振るお正月(静荷)能登・麗子・郁子
⑦地下道の靴音尖る寒さかな(亜子)愚足・朱露・鳥野・狗子・麗子・郁子・静荷・晴代・遅足・立雄
⑧車椅子押して一家の初詣(立雄)鳥野・郁子・晴代
⑨初風呂や清められたる湯船かな(麗子)童子・能登
⑩鴨鍋や露語碩学の墨の文字(結宇)朱露・狗子・立雄
⑪旅の朝膳をころがる寒卵(狗子)朱露・童子・亜子・結宇・遅足
⑫ひこばえに命をゆずりひなたぼこ(能登)結宇

    

次回は2月17日(水)午後6時 安田屋です。
兼題は「春寒」あるいは「余寒」です。





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大寒や朝の停電我独り   朱露

2010年01月20日 | Weblog


      停電は突然来るので根性が試される。
      戦争で慣れているとは言え相当昔だ。
      数カ所の電源を切りヒューズを戻す。
      当然復旧するが面白くも何ともない。

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大寒     遅足

2010年01月20日 | Weblog
今日は大寒。

その名の通り、一年で一番寒い日。
でもあたり昨日から春のような暖かさ。

今年は雪の多い年。名古屋でも何回も雪が降りました。
私が寒いと感ずるのは霜。
前の家の屋根が真っ白になった朝は震えています。

冬至から一日の昼の長さがながくなっています。
陽射しがあれば、暖かい日も。

初候は、フキノトウの花が咲き始める。
次候は、沢の水が厚く凍る。
末候は、鶏が玉子を産み始める。

だんだん春が近づいてきます。
冬の土用の最終日が節分。
そういえば、最近、夏だけじゃなく
冬の土用にも鰻を、というPRが行われていますね。
江戸時代の平賀源内さんが、夏の土用に鰻を、と
PRしたのが成功、夏の風物詩になっています。
新しい冬の鰻は成功するのでしょうか?
ところが、今年は鰻の稚魚のシラスが不漁。
このままでは夏の蒲焼も高値が予想されるとか。

でも穏やかな大寒はアリガタイです。



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