575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

まっすぐな胡瓜の時間刻む朝   遅足

2011年06月18日 | Weblog
船団・中谷ドクターの診断です。

詠まれている情景はすぐに思い浮かび
胡瓜を刻む音が聞こえてきそうですが、
言葉の問題として「まっすぐな」が
どこにかかるのかという問題があります。
「まっすぐな胡瓜」なのかそれとも、
「まっすぐな胡瓜の時間」なのか。
それによって微妙に読みが変わってきますね。
私は「胡瓜の時間」という時間があったら楽しいなあと思い、
後者を選びました。
まっすぐな胡瓜のおかげで、時間もまっすぐとでも言いましょうか、
説明が難しいのですが、さわやかな朝が実は胡瓜の時間なのだ、
という発想が楽しいと思います。

ありがとうございます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏の朝多米も私も靄の中    朱露

2011年06月18日 | Weblog
   春は霞(カスミ)で秋は霧(キリ)。
   今朝は六月なので靄(モヤ)にする。
   今六時動いているのは鳥共と私だけ。
   待て黒雲が西へ走っているから雨だ。

               



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする