575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

黒南風のせまりて飛球こぼしける   立雄

2011年06月25日 | Weblog
小学校時代の思い出でしょうか。
グランドで飛球を追う。
そこに黒南風が迫ったように感じて・・・
ボールを落としてしまった。

この句を読んで思い出したのが、中日ドラゴンズの宇野選手。
なんと、おでこでボールを受けたんです。
ドーム球場ではない、昔の中日球場。
黒南風が吹いていたんでしょうか?

正岡子規は大の野球好きだったそうですが、
今日のドーム球場を見たら、なんと言うでしょうね?

作者は尾道の生まれ。
生まれた時から海と遊んできたそうです。
黒南風も肌で感じていることでしょう。

この自由題の句も同じ作者。

 潮の香も草の香もあり山下る

こんな懐かしい風景を持っていることは幸せですね。

                    遅足

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夏座敷私一人の四畳半   朱露

2011年06月25日 | Weblog
    四人の子供が全部外へ出て久しい。
    二人だけなのでそう話は弾まない。
    それぞれ忙しいと言えば忙しいし。
    この四畳半以外は彼女の縄張りだ。

            


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