紫陽花の季節に 遅足

季節の移り変わりは早いものです。もう梅雨の季節。
庭の花も、バラから、紫陽花に変わりました。
たくさん咲いていた蜜柑の花は落ちて、
たった一つだけ小さな実をつけています。

冬の間、群でやってきていた雀は、春には番で。
今は、二羽の子雀を連れて、毎日やってきます。
子雀は、親と同じ大きさですが、少し色が薄いようです。
親のあとを追いかけて、餌を貰っています。
先日は大根の実をつついていました。

どうも、近くの電話線の覆いのなかに巣をつくっているようです。

木蓮にあった鳩の巣。
今年も雄がプロポーズする姿が見られましたが、
巣は空っぽのまま。
こちらはカップルは成立しなかったようです。

雀の親離れは、もう近いかも知れません。

　　　満天の星の屑篭かたむけて地上にこぼす紫陽花の花

黐辛夷二本もあれば夏木立 朱露

　　　　　モチは黐コブシは辛夷で読めっこない。
　　　　この夏二階の窓の外五メートルに迫る。
　　　　しかも外の景色三分の二を占めている。
　　　　住んで三十余年でこの有様勝負あった。