575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

憂い顔真似したりして桜桃忌    朱露

2011年06月03日 | Weblog
      昭和二十三年六月十三日太宰治自殺。
      愛人と玉川上水へ沈む四十才の生涯。
      私は十四才で数年太宰に明け暮れる。
      憂い顔は真似しても出来っこないが。

                 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏めきて出会いし人の香の残る 能登

2011年06月03日 | Weblog
夏になると、本格的な香水の出番です。
現代は、男女を問わずに香水を着ける時代ですが、
句の場合は女性の香水でしょうね。

どんな出会いがあって・・・
香を残したのは、どんな人だったのでしょう。

香水を着ける、即ち、香水を着る。
マリリン・モンローが、寝る時はシャネル5番を着ける、
といったのは、着る(WEAR)という言葉遊びでもあったとか。

人間と香りとのお付き合いは太古の昔から。
日本の伝統的な香りは、伽羅、沈香、白檀などの
香木の香りを楽しむもの。
匂いから香木の名を当てる遊びが今もあるそうです
日本に香水文化が入ってきたのは明治でしょうか?

『風とともに去りぬ』では、主人公スカーレット・オハラが
自分の酒臭さを消すために香水でうがいをするという、
場面があるそうですね。
                     遅足
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする