宮沢賢治が妹との別れに際してつくった詩「無声慟哭」
こんなにみんなにみまもられながら
おまへはまだここでくるしまなければならないか
で始まります。句に引用されたのは、この部分です。
ほんたうにさうだ
髪だつていつそうくろいし
まるでこどもの苹果りんごの頬だ
どうかきれいな頬をして
あたらしく天にうまれてくれ
死んでゆく妹に、新しい天でも林檎のようなきれいな頬をして・・・、
と詠う賢治。最愛の妹を失う悲しさが伝わってきます。
「苹果」という表記は珍しいと思います。
「林檎」と「苹果」では意味の違いがあるのでしょうか?
中国では、古く西洋から伝わったリンゴを「苹果」と記し、
中国原産のものを「林檎」と表記してきたそうです。
これにならって、日本でも「林檎」は小粒の古くからのリンゴを、
西洋リンゴを「苹果」と書き表しているようです。
昨日は北風の冷たい一日でした。名古屋城のお堀にも鴨の姿が。
「鳥渡る」の季節を実感しました。
遅足
こんなにみんなにみまもられながら
おまへはまだここでくるしまなければならないか
で始まります。句に引用されたのは、この部分です。
ほんたうにさうだ
髪だつていつそうくろいし
まるでこどもの苹果りんごの頬だ
どうかきれいな頬をして
あたらしく天にうまれてくれ
死んでゆく妹に、新しい天でも林檎のようなきれいな頬をして・・・、
と詠う賢治。最愛の妹を失う悲しさが伝わってきます。
「苹果」という表記は珍しいと思います。
「林檎」と「苹果」では意味の違いがあるのでしょうか?
中国では、古く西洋から伝わったリンゴを「苹果」と記し、
中国原産のものを「林檎」と表記してきたそうです。
これにならって、日本でも「林檎」は小粒の古くからのリンゴを、
西洋リンゴを「苹果」と書き表しているようです。
昨日は北風の冷たい一日でした。名古屋城のお堀にも鴨の姿が。
「鳥渡る」の季節を実感しました。
遅足