575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

11月句会の投句あつまる。   遅足

2016年11月16日 | Weblog
11月句会の投句があつまりました。
粒ぞろいの13句。どの句が選ばれるのか?楽しみです。

題詠「鳥渡る」
①鳥渡る国や原発再稼働
➁鳥渡る残照海にちりばめて
③小鳥来る過疎の山里賑はひぬ
④渡り来て水搏(う)つ鴨や恋ならむ
⑤鳥渡る去年(こぞ)より増えし高きビル
⑥老いた背や光る庭木に小鳥来る
⑦夕空にでっかいV字鳥渡る
⑧鳥渡る藤前干潟姦しき
⑨青空に重機唸りて鳥渡る
⑩はや暮れて三日月の冴え鳥渡る
⑪扁額を見上げ潜れば(クグレバ)鳥渡る
⑫夕暮れの天橋立鳥渡る
⑬渡り鳥汚れた羽をたたみおり

自由題
①鍋底の白ネギ企業戦士かな
②御用邸の玻璃戸波うつ石蕗の花(大正天皇沼津別邸にて)
③正月用根深や更に土寄せて
④しみじみと湯割り焼酎葱の味
⑤秋晴れや足取り軽く検診へ
⑥萬代橋叩いて走る霰かな
⑦藩校の蔀(シトミ)破れて金木犀
⑧秋日傘ひらく八十路の旅はじめ
⑨野菊揺れなつかしき歌わきいづる
⑩葱刻む今も膨張する宇宙
⑪微動せぬ蟷螂と居る小春かな
⑫家主見ぬ庭の南天色づきぬ
⑬木枯らしの後トランプの大嵐

          

今朝の西の空に十六夜のスーパームーンがくっきりと。
木枯しが雲を吹き払ってくれたおかげ。
でも寒い朝です。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする