林檎と象の鼻。映像がきっちり浮かんできます。
嗅覚から林檎を詠むという着眼点もユニーク。
最高点にふさわしい句です。
動物園の象の食事は、牧草、リンゴ、ニンジン、さつまいもなど。
長い鼻が、まず林檎へを選びました。
「せまる」という表現が秀逸ですね。
一番おいしそうな匂いもするのでしょう。
象は、鯨を除けば地球上で最大の動物でしょう。
巨体を維持するために食事の量も並ではありません。
一日に150キロ。水は100リットル以上が必要とか。
もちろんウンチの重さも。一日250キロの記録も。
ウンチといえば、穗村弘さんにこんな歌があります。
サバンナの象のうんこよ聞いてくれ
だるいせつないこわいさみしい
誰もいないサバンナ。生きものの気配といえば象のうんこだけ。
主人公はうんこに語りかけずにはいられない。
だるい。せつない。こわい。さみしい・・・、と。
東京サバンナに棲む人のこころでもあるのでしょうか。
切ない風のふいている歌です。
遅足
嗅覚から林檎を詠むという着眼点もユニーク。
最高点にふさわしい句です。
動物園の象の食事は、牧草、リンゴ、ニンジン、さつまいもなど。
長い鼻が、まず林檎へを選びました。
「せまる」という表現が秀逸ですね。
一番おいしそうな匂いもするのでしょう。
象は、鯨を除けば地球上で最大の動物でしょう。
巨体を維持するために食事の量も並ではありません。
一日に150キロ。水は100リットル以上が必要とか。
もちろんウンチの重さも。一日250キロの記録も。
ウンチといえば、穗村弘さんにこんな歌があります。
サバンナの象のうんこよ聞いてくれ
だるいせつないこわいさみしい
誰もいないサバンナ。生きものの気配といえば象のうんこだけ。
主人公はうんこに語りかけずにはいられない。
だるい。せつない。こわい。さみしい・・・、と。
東京サバンナに棲む人のこころでもあるのでしょうか。
切ない風のふいている歌です。
遅足