575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

鳥渡る藤前干潟姦しき   立雄

2016年11月29日 | Weblog
北からの渡り鳥が次々と藤前干潟へとやってきます。
広い干潟も鳥たちで一杯。姦しいほどの鳴き声です。

藤前干潟は、庄内川が名古屋港に流れ込む河口に広がる干潟。
シベリアなど北半球の繁殖地と、オセアニアなど南半球の越冬地を
往復しているシギやチドリの大切な中継地となっています。
およそ60種類の水鳥がやってきます。

ここは、ゴミ処分場として埋め立られる予定でした。
しかし、市民運動の結果、残されることになり、2002年には
ラムサール条約湿地として登録されました。
庄内川左岸に名古屋市野鳥観察館があります。
観察館の説明には、こうあります。

秋から春は、シギ・チドリが干潟に、冬はカモが水面を埋め尽くします。
庄内川と新川の間の導流堤を真っ黒に埋め尽くすカワウ、
アオサギやダイサギなどのサギ類。眼光鋭く魚を捕えるミサゴなど
年中見られる鳥も多く、季節ごとにさまざまな水鳥を観察できます。

あおなみ線の「野跡」駅、下車徒歩10分です。
一度、行ってみて下さい。(遅足)
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