海岸で鳥の渡りを見ていました。
やがて夕陽も沈み、海にはきらきらと輝く残照。
宝石を散りばめた美しさです。
立雄さんは鳥に夕日が射して輝いていると、読んだそうです。
これも良い読みだと思います。
残照は、日が沈んだ後も、なお照り残っている入日の光。
比喩的に、過ぎ去ったものごとの影響としてなお残っているもの、
と辞書にあります。
日の光とともに、飛び去った渡り鳥の姿も浮かんでくるようです。
鳥は西へ渡って行ったものと考えられます。
この時期、南へ渡る鳥にサシバがあり、「鷹渡る」という季語もあります。
しかし鷹渡る、ではこの句の美しさが失われてしまう恐れもあります。
どんな鳥かは読者にまかせておくのが一番よいのでしょうね。
遅足
やがて夕陽も沈み、海にはきらきらと輝く残照。
宝石を散りばめた美しさです。
立雄さんは鳥に夕日が射して輝いていると、読んだそうです。
これも良い読みだと思います。
残照は、日が沈んだ後も、なお照り残っている入日の光。
比喩的に、過ぎ去ったものごとの影響としてなお残っているもの、
と辞書にあります。
日の光とともに、飛び去った渡り鳥の姿も浮かんでくるようです。
鳥は西へ渡って行ったものと考えられます。
この時期、南へ渡る鳥にサシバがあり、「鷹渡る」という季語もあります。
しかし鷹渡る、ではこの句の美しさが失われてしまう恐れもあります。
どんな鳥かは読者にまかせておくのが一番よいのでしょうね。
遅足